2002年09月16日の一覧

嫌な出来事・・・

TOMOE先生からのカキコを見て、
心の中でぶわ~っと湧き上がってきた出来事・・・
4年も前のことなのですけどね・・・
この際だから書いてしまいます。

4年前の発表会の時です。
1部もクライマックスに差しかかり、中学生のKさんが
シューマンの飛翔を弾いている最中でした。
いきなり会場内に、まったく関係のない館内放送が流れてきたのです。

「ピンポンパンポ~ン~、○時になりましたんで、
役員さんは所定の場所に集まってください。繰り返します~・・・・」
一瞬会場内のお客さんもびっくり!
舞台袖にいた私も真っ青になりました。

そばで待っていた次に演奏するSさんと顔を見合わせて、
「え?これ?いったいなに???」

すぐに会場の音響担当の人のところに飛んでいき、
「何なんですか?これ?」と抗議しました。
音響の人もわけがわからず、「ちょっと待って下さい、問い合わせてみます。」
と言うだけでした。

そのKさんは、舞台から降りてきて・・・
「先生・・・びっくりした・・・・」と言って真っ青な顔をしていました。
でも止まらずに弾きとおしてえらかったね・・・と言って
客席に帰したのですが・・・

なんと、またあったのです。

次のSさんの演奏中です。
一部のラスト、「軍隊ポロネーズ」を演奏している時・・・
また館内放送が流れたのです。
それも、下品な男の人の声で、本当に長々と・・・

Sさんは、さっき舞台袖で聞いていた館内放送が、
また自分の演奏中にも流れたことで、ものすごくショックだったそうです。
涙が出そうになった・・・と言っていました。
「くそ!こんなことに負けてたまるか・・・一生懸命練習してきたのに・・・」
そう思いながら必死で最後まで弾ききった、と言っていました。

その後、そのホール(公共のホール)の担当者が2人やってきました。
若い男性は中年の男性のことを「館長」と呼び、
館長自らがお詫びに上がりましたと・・・

「では、名刺を頂けますか・・・」と言うと、「持っていない」と言います。
あとで事務局まで頂きに行くと、その人は館長でもなんでもない人でした。

本当に、怒りが込み上げました。

事故は事故、まあ小さな個人のピアノ教室のイベントだ。
謝っておけば済むだろう・・・そんな感じがミエミエでした。

事故は、隣のホールで行なわれていた、県のイベントから
発生したものでした。
ホールの担当者が、県の担当者に
勝手に非常連絡用のマイクを使わせたために発生した事故でした。

もし、これが逆に、うちの発表会のアナウンスが、
むこうの県のイベント会場に流れていたならば・・・

むこうは主賓に県知事まで参列している大きな催しです。
そんなことがあったなら、きっとホールの担当者は
大変な事になっていたことでしょう。

被害を受けたのが、個人の、そして何の権力もない、
女性や子供たちだから・・・

その場合、大体の場合において、「ま、謝っとけば何とかなるだろう・・・」
そうなってしまうんですね。

もちろん私は戦いましたよ。
子供たちがどんな思いで当日を迎えたか・・・
その何分かの演奏の為に、いろいろなことを我慢して
どれだけ一生懸命練習したことか・・・

「ごめんで済むか~!ばかやろ~~~!」です。

最終的には本当の館長、むこうの県の担当者のトップ・・・
ずらずらとがん首揃えてその2人の生徒の家に謝りに行かせました。

それでも・・・まだ4年も経っても、
心にひっかかりの残る、嫌な出来事でしたが・・・

大きな組織に属していないから・・・バックに何もないから・・・女性だから・・・
そんなことで不愉快な思いをすること・・・ありますね。

でも、負けないで、戦いたいですね!

ありんこには、ありんこなりの意地も思いもあるのだ!

TOMOE先生たちのところにも、
誠心誠意謝罪の言葉があったのかしら・・・
気になるところです。

2002年09月16日 | この記事のみを表示 | 8.未分類 | コメント(2)