2003年04月の一覧
お勧め本
先日の、樹原涼子先生の講座で紹介のあった本
「もし大作曲家と友達になれたら・・・」(音楽之友社)
スティーブン・イッサーリス著
板倉克子訳
めっちゃくちゃ面白いです。
バッハのあの白い巻き毛のかつらの下は、
実は禿げ上がっていたらしく
一番下の息子からは「かつらおやじ」と呼ばれてたとか、
ストラビンスキーはものすごいケチで
自分に来た手紙の切手に消印が押されていないのがあると
切りとってもう一度使ってたとか・・・
とにかく大作曲家のおもしろエピソード満載の本です。
雲の上のような人が、実は酒好きの「普通のおやじ」だったり、
もんのすごい変人だったり・・・
いろいろ笑えます。
難しい漢字にはふりがなも振ってあるので、
小学校の中・高学年なら読めます。
連休中の一冊にいいかも!
コードネーム
昨日は樹原涼子先生の講座に行ってきました。
「はじめから子供達にコードを教えよう!」という内容ので講座で、
とーっても目からウロコの内容でした。
樹原先生のおっしゃるところの
「音楽の仕事で、
何ヶ月か後のコンサートでピアノを弾いてください、という仕事よりも、
あるメロディーに伴奏譜は付いていないけれど伴奏をつけてくれだとか
この曲〇〇用にアレンジしてくれだとか、そんなことのほうがよっぽど多い。
その時にコードの知識があればどんなに楽か・・・」
と言うのは、本当にその通りなのですよね。
でもほとんどクラシックピアノを勉強する上では、
ごく1部のシステムを除いては
このコードのことなどほとんど出てこないのが現実で・・・
私も大学生の時に電子オルガンを習い始めて
初めてこの「コード」に出会ったのですが、
このことは、その後の音楽生活に役に立ったのなんのって・・・
(と言うよりも、これを知らなかったら
どんなにその後の生活がつまんなかったか・・・)
ただしレッスンの中で取り入れるとなると
なかなか「どのあたりでどう取り入れるか・・・」
と言うことに悩むこともあって
中学生くらいになって「コードのこと知りたい!」という子に対して
特別に教えたりするだけだったりしたのですが・・・
でも昨日の講座は習い始めの小さな子達にも
「これがCって言うんだよ~。で、こっちがCマイナー・・・・」と言うように
響きの違いからコードの名前もインプットさせていく・・・
と言うやり方・・・
「長3和音」だ「短3和音」だ言うよりも、
コードネームで教えていく方がはるかに合理的で、
楽曲分析したりする時も簡単ですよね。
(ただ、昨日の講座では、マイナーセブンフラットファイブだの、
アッドナインスなんて言葉に、クラシック一筋の先生は
ポカ~ン状態だったみたいですが・・・)
は~・・・それにしても、ピアノを教えるって、
楽譜の読み方、ピアノの正しい奏法、
レパートリーも持たせてあげなくっちゃ・・・
楽語も教えて、作曲家のこと、曲のこと、その時代のこと・・・
で、コードネーム・・・
やれやれ、たーいへんだ~・・・
限りある命・・・
先週父が友人とのゴルフ旅行に出かけたため
ジュリの散歩当番が私に回ってきました。
久しぶりの散歩で・・・いろいろ思うところがありました。
以前は大好きなジャーキーをぽーんと上に放り投げると
ダッ!とジャンプしてパクっとキャッチするジュリなのに・・・
何回かに1回はキャッチできない・・・
ぽろりと地面に落として、おろおろと探しています。
あれ?
前はこんな事なかったのに・・・
走る姿も・・・なーんかどてどてしてるなあ~・・・
おばちゃん(おばあちゃん?)になったんだな~・・・
ちょっとショック・・・
ジュリはこの7月で11歳。
犬の寿命から考えると・・・あと5~6年ってとこなのかしら・・・
ずどーーんと悲しくなるけど・・・
あと数年なら、それはそれで仕方のないこと・・・
それまでの間、思いっきり大事にしてあげなくっちゃね。
ジュリだけでなく、私自身も、いつか終りの日が来るわけだし、
私の周りの人とも、会えなくなる日がいつか来るわけで・・・
そう考えると、
「1日1日を大事にしなければ・・・」とか
「周りの人と過ごす時間を大切に思わなければ・・・」
と言うことを、痛切に感じます。
人間よりずっと寿命の短いペットと暮らすってことは
そんなことを教えてもらうためなのかなーと思ったり・・・
命には限りがある・・・
当たり前のことに向き合ったこの数日です。
大阪にて・・・
昨日は、PTNAのアドバイザー会議のため大阪へ・・・
その後のお楽しみは
このHPを通じて知り合った、大阪の石嶺先生、
神戸のさとう先生との3者会談(?)でした。
会議が終ったら、まずは会場の近くの「道頓堀」へ・・・
大阪は夫の故郷・・・もう数えきれないほど行ってるのに
何故か道頓堀は初めて・・・
「おぉ~~!これが阪神優勝の時みんなが飛びこんでる川か~!」
「おぉ~!これがあの有名なくいだおれ人形か~!」
と歓喜の声をあげながらの散策・・・
そのあとは、お茶を飲みながら、蟹を頬張りながら、
ケーキをぱくつきながら・・・と3者会談は延々続きました。
ほぼ同年代、物事に対しての温度差があまりない・・・と言うのでしょうか
話は尽きず、いろいろ考えさせられたり勉強になったり・・・
とても有意義な時間を過ごしました。
またまた関西に行く楽しみが増えたな~・・・
んで下の写真は、あの有名な「グリコ」の看板の前で・・・
通りすがりのお兄ちゃんにシャッターを切って下さいと頼んだら
すかさず「じゃ、グリコのポーズしてくださーい。」との声・・・
さっすが関西人・・・
で、すぐに調子に乗ってやってしまう我々は・・・なに人?(^o^;
戦時中のピアノ教室・・・
昨日は、またまた大人の生徒さん達の集まりをしました。
ステップをひと月半後に控え、
ステップ参加の方はその参加曲を、
されない方は今やっている曲を2曲ずつ披露していただきました。
メンバーは全員女性・・・
で、もちろんお話にも花が咲いたのですが・・・
その中でも、ここにもよく登場する
大正生まれのSさんの話しはとても興味深いものでした。
Sさんは、終戦の時までピアノを習っておられ
その後広島に嫁ぐことになり、辞められたのだそうです。
終戦までって、戦争中にも習っておられたんですか?と聞くと・・・
そう・・・戦争中にもずっとレッスンに通っておられたそうです。
先生は、ご夫婦でピアノ教室をされているかたで
(お2人とも国立音大出身とか・・・)
教室には3台もピアノがあったそうです。
子供さんもたくさんおられたとか・・・
私が両親から聞く戦時中の話というのは
とにかく食べるのに、生きるのに必死だった・・・
と言うことばかりですが・・・
(これはほとんどの人がそうだっただろうけど・・・)
その中で、ピアノだけで生計を立てておられた方が
いらっしゃったというのは驚きです。
空襲にあまり見舞われなかった京都だから可能だったのでしょうか・・・
やはり外国の曲を演奏するのは禁止され、
教則本の外は「愛国歌集」のようなものを
弾いていた・・・と言うことでした。
どんな教室で、みんなどんな格好をして通ってたのかなあ・・・
その当時のレッスンって、どんなんだったんだろ・・・
興味津々です。
「戦場のピアニスト」じゃなくって「戦時中のピアノ教室」・・・
帰りました。
東京から無事帰って来ました。
日曜日の大田ステップ・・・
TOMOE先生、中嶋先生、よっしーの妻先生、
ふぶき先生達が出迎えてくださいました。
お会いしたかった先生ばかりで本当に嬉しい!
名古屋より東の子供達の演奏と言うのは
聞いたことなかったのですが、
一生懸命ピアノと向き合い、
心をこめて演奏する姿には感動しました。
どこに行っても、愛のある指導者の元には
長く音楽を愛する人たちが集うのですね。
ステップのあと、懇親会までセッティング下さっており
東京での楽しい楽しい1日は過ぎました。
で・・・
今日帰ってきたら・・・
「○曜日は○時間となって、レッスンには間に合いません」
というFAXやメールや電話が相次ぎ・・・
は~~・・・頭が痛いな、こりゃ・・・
明日から・・・
明日から東京に行ってきます。
ここでもお馴染みのTOMOE先生が主催する
大田ステップに行ってきます。
TOMOE先生は私がネットを始めて
一番最初に知り合ったピアノの先生です。
え~と、もう4年以上も前になるかしら・・・
そのTOMOE先生のところの生徒さんが
たくさん出られると言う今回のステップ・・・
どんな演奏を聞かせてもらえるのか、とても楽しみです。
それから・・・中嶋先生、よっしーの妻先生、ふぶき先生・・・と
やはりずいぶん前からネット上で親しくさせていただいている
先生方ともお会いできるようで・・・
ちょっとしたオフ会ですねえ、これ・・・(^-^)
では、行って来ます!
月曜日に帰ります。
わな?
小4のY君のレッスン・・・
いきなり、
「先生って今なんぼー(何歳ってこと)なん?」ときた。
「いくつだと思う?」と聞き返すと
「う~~んと~~、32歳くらい?」
うひゃ~~~!
(⌒‐⌒)に~~~ん!
んで・・・
「せんせー、今日サッカーがあるけ5分はよ終って!」
「いいよ~~~ん!」
「次の曲、これしとーない。他のにして!」
「そーかいそーかい。じゃ他のにしよう!」
るんるんでレッスンは進んでいったのだが・・・
いや・・・まてよ?
これはもしや・・・罠か・・・(-_-;)
2000年生まれ
先月末から、5月レッスンスタートの
新規の生徒さんの面接を何人かやってきました。
その中で・・・
生年月日を書いて頂くと、なんと2000年3月生まれの女の子・・・
あれ~!うちの姪っ子と一緒だわ!
ついこの前、このHPで「姪っ子が産まれたんです!」
と、やっと目が開いたばかりのような赤ちゃんの写真をUPしたと思ったら・・・
もうピアノを習うような年になったのね・・・
以前平成生まれの生徒さんが初めて来られた時にも
「ひゃ~!平成生まれだ~!」と思ったものですが、
今ではもうちっともめずらしくもなく、
これからは、どんどんと2000年代の生徒さんが来られるってことですね。
2000年生まれの生徒さんが成人する時って
え~と・・・2020年な訳で・・・
その時には私は幾つかと言うと・・・うげ~~・・・(-_-;)
いやいや、でも今と変わりなく、
頑張って仕事続けていることでしょう!
(外見は、少々変化しているでしょうけどねえ・・・(^.^;)
と言うことで、5月からは新しい時間割で
新たな気持ちでレッスンをスタートします。
で、3歳児のグループは若干の空きがあります。
TOPからご案内も載せましたので、ご覧ください。
↑
って、突然営業モード・・・(^-^)
桜マラソン
この土日は、熊本県の菊池というところに
行っていました。
ここで行なわれた「菊池桜マラソン」に参加のためです。
広島から高速を走って約4時間半・・・
菊池は阿蘇山の麓、静かな温泉地です。
まずは露天風呂を堪能したあと
(ここのお湯はヌメッとした感じで最高!)
ここの名物「馬刺し」で一杯!
これも新鮮で、超ウマ~~!でした。(ウマだけに?^-^;)
桜マラソンというだけあって
ここの桜の数も、半端じゃない・・・
ちょっと葉桜っぽくはなっておりましたが、
それでも桜を眺めながらのマラソン・・・
楽し~い春の1日となりました。
さ・・・しっかりリフレッシュしたところで
ステップ、地元のコンクール、コンペと
忙しいシーズンに向けて・・・
オ~~~!です!\(^o^)/
デュオ リサイタル
昨晩は、地元で活躍している男性ピアニスト
K氏とY氏によるデュオのリサイタルに行ってきました。
プログラムは、ドビュッシー「小組曲」、ホルストの「惑星」、
ピアソラ「りベルタンゴ」他「スター・ウォーズ」から
アンダーソン、ミヨーなどなど盛りだくさん・・・
文句なく楽しめたコンサートでした。
先月は私も発表会ではうちの教室の先生たちと、
そして島のコンサートでは恩師とも連弾をしました。
何が楽しいって・・・
初めて合わせた日は「うげっ」と言うくらいひっちゃかめっちゃかでも
たびたび合せていくうちにお互いの音がうまく溶け合って
1つの作品になっていく・・・
これはなかなか楽しいものです。
恩師との連弾でも「先生、そこもうちょっとメロディー出してください・・・」
なーんて20年前には絶対に言えなかったようなことも
言っちゃったりして・・・^-^;
お互い忙しい時間をやりくりしての練習は大変だったけれど、
手帳に合わせの予定がぱったり消えてしまうと、
なにやら妙に淋しい気分になっていました。
で・・・昨日はコンサートのあと、一緒に行ったうちの先生と
「デュオ・・・またやろうぜ!」話で盛り上がり、
ビールをグビグビ飲んだのでありました。
手始めに・・・うーん、発表会で弾いたドリー組曲を全曲制覇するか・・・
それとも今回のコンサートで聞いた
アンダーソンの「ワルツィング・キャット」もいいな~・・・
で・・・2003年は、デュオに燃えま~す!
あっ!・・・突然ですがお勧めCD!
大嶋有加里さんと木内佳苗さんのデュオ「Duetwo」の
デビューアルバム「いいことがありそう!」(KING RECORDS)
とにかく理屈抜きに楽しめるデュオのCDです。
トイ(おもちゃ)ピアノが出てきたり、ラグタイムからピアソラから・・・
とにかく楽しいですよ~!
春です!
隔週の火曜日、午前中は大人の生徒さんが来られる日です。
大正生まれ、80歳のSさん・・・今日も元気に来てくださいました。
冬の間も一度もお休みなく、雪の日も、冷たい雨の日も、通ってくださっています。
前回新しい曲を決めるとき・・・少々時間がかかりました。
私が何冊も楽譜を引っ張り出して、「この曲はどうですか?」
と弾いてみるのですが、なかなか首を縦に振って下さいません。
1曲ずつ増やしていくご自分のレパートリー・・・
大切に思って下さっているからでしょう。
やっと「これ!」と言って下さった曲は・・・「慕情」です。
大好きな映画だったそうです。
大人の生徒さんの曲を決めるとき、
その方が今まで生きてこられて、どんな音楽と接してこられたのか・・・
垣間見ることができます。
これも楽しみの1つかも・・・
6月のステップは「考えただけで心臓が止まりそう・・・」
とおっしゃるので、無理強いはしないことに・・・
でも今月中旬の大人の生徒さんだけの集まりは
とっても楽しみにして下さっています。
そして今回は、「ムーンリバー」と「愛の賛歌」を弾いてくださいます。
Sさん・・・確実に、素敵なレパートリーを増やしてくださっています。
「ここに来て、先生に褒められると嬉しくって・・・」
そう言って、少女のようにはにかんで微笑まれます。
ずっとずっといつまでも、
お元気でレッスンに来てくださいますように・・・
うちの近くの公園の桜も、7分咲きぐらいになってきました。
待ちに待った春です!