2003年10月の一覧
勉強会in米子
火曜、水曜とレッスンのお休みを利用して、
神戸のさとう先生、大阪のイシミネ先生と一緒に
米子のN先生の教室にレッスン見学に行っていました。
見せていただいたのは、
2年前に見学させてもらった3歳児グループの子達の「その後」・・・
みんな可愛さはそのまんま・・・一回り大きくなっていました。
今は月1回のグループと、月3回の個人レッスン
と言うスタイルで進めているそうです。
N先生とスタッフの先生たちが、大事に育てている生徒さん達・・・
伸び伸びと、そして確実に成長している姿に感動でした。
やはり素晴らしい先生の元には、素晴らしい子達が集うのですね・・・
我々もちょっぴり自分達のレッスンでやっていることを
披露させてもらったり、
その後はあれやこれやレッスンの話で盛り上がり・・・
この4人、ほぼ同世代、この仕事も20年を超え、
まっしぐらに突っ走ってきた・・・と言うところでは
共通点が多々あります。
導入期の子供達の指導の話から、ピアノの奏法の話、教室経営の話、
折り返し地点を過ぎて、これからの人生をいかに生きるか・・・まで
教室からお酒の席に場所を移動しても話は尽きず、
あっという間に時間が過ぎてしまいました。
私も3人からいろいろなアイディアや話を聞けて、
本当に良かった~~~!
いい指導者との出会いは、自分のレッスンを振り返るいい機会になりました。
3人の先生方、この場を借りて・・・ありがとうございました!!
次の日は、大山から蒜山高原をドライブして帰りました。
紅葉は真っ盛り・・・
凛とした大山と、紅葉のじゅうたんのコントラストは見事でした。
秋真っ盛りとなりましたね・・・
I先生
昨日は、従兄弟の結婚式でした。
彼は私の弟の弟分(?)のような存在・・・
小さい頃からとても親しくしていたので、
この日が来るのを私の兄弟一同とても楽しみにしていました。
式が終って披露宴会場に移り、席次表を見ると・・・
そこにI先生のお名前がありました。
新婦の大学時代の恩師と言うことで、主賓として来られていました。
I先生は、地元の短大音楽科の教授、フルートが専門の先生です。
またパンフルートの日本第一人者として有名な方です。
NHKの「新日本探訪」のテーマ曲も、この先生の演奏です。
きっとメロディーを聞けば、「ああ、あの曲・・・」と皆さん思われると思いますが・・・
私がオルガン奏者をしていた頃お世話になっていた先生と
よく共演なさっていたこともあり、
何度もコンサートに足を運んだ事があります。
I先生、1曲くらいは吹いてくださるのかな~と思っていると・・・
なんと主賓の挨拶が終ると、乾杯のBGMに引き続き、
食事、歓談のBGM、その他その他最後の来賓の退場の時まで
たくさんの曲を聞かせてくださいました。
感激!
私の恩師の話を持ち出して悪いのだけど・・・
私の恩師は我々の卒業の時に
「私はスピーチも、酔っ払いの前で演奏するのも大嫌い。
だから結婚する時にも招待しないで下さいね。」
と言われました。
私もその言葉通り、招待もせずにいたのですが・・・
大学の教授と言うのはそう言うものだろうと思っていたら・・・
教え子のために、ご自分の食事の時間も惜しんで
演奏なさるこのI先生の姿、
そして柔かで美しいパンフルートの音色に大感激でした。
曲目も、「秋桜」「世界に1つだけの花」「もみじ」「故郷」など
誰でもが良く知っている曲も盛り込んで・・・・
演奏とは、その人の人格全てを映し出すものだなーと
しみじみと思った1日でした。
あと、少しお話しさせて頂いた時に
何枚か出されているCDの中で、
先生自身が1番お勧めのものを紹介してくださいました。
ここで紹介させて頂きます。
(突然イニシャルから実名になります・・・ごめんなさい・・・)
岩田英憲演奏
「パンの笛幻想 風・祈り・生命」
日本初のパンフルート奏者の岩田英憲氏演奏の、とにかく美しいアルバム。
「野の花は風と歌う」「大空を流れゆく風のように」他全9曲。
AVCD-002-090・3010円
また岩田先生の公式HPは
http://page.freett.com/panflute/index.htm です。
姪っ子
この週末、従兄弟の結婚式出席にために
弟夫婦と姪っ子が我が家にやってきます。
姪は今3歳7ヶ月・・・
ちょうど半年前に会った時には
まだ・・・怪獣ちゃんでした。
どうかな~・・・
少しは人間らしくなっているのかなあ・・・
まだ怪獣のままかな~・・・
会うのが楽しみなような、怖いような・・・(-_-;)
捻挫・・・
と言っても、今回は私ではありません。
高校生のSさんです。
今日のレッスン、足首に大きなギプスをしてやってきました。
ひどい捻挫をして、病院に行ったら「固定しましょう」となったそうです。
で、その足を見てびっくり・・・
「え?右足じゃない!」
彼女は次の日曜26日に、広島南のステップに出るのです。
それも、演奏曲はエチュードとドビュッシー・・・
ドビュッシーはペダルなしなんて考えられない・・・
「先生、大丈夫です。左足でペダル踏む練習しましたから・・・」
と彼女は体をぐっと斜めにして、
達者にペダルを踏みながら弾き始めました。
でもやはり・・・体のバランスはピアノにとって
とても大事です。
こんな体勢では、やはりメロディーも歌えないし、
大事な音も鳴っていない・・・
う~ん・・・
「あさってにはギプスが取れますから、そしたら右足で踏めますから・・・」
と本人は言うのですが、
ギプスを取ってすぐにペダルを踏むのも危険です。
結局本番も、左足で踏むことに・・・
足で支えられない分、腰でしっかり体を支え、バランスをとる・・・
指先にいつもよりもっともっと意識を持って、深い打鍵を心がける・・・
この2つを気を付けて、何度も弾いてもらううちに、
随分安定感が出てきました。
さすが、小さい頃からバレエをやっているSさん・・・
「バランスを取る」と言うことは得意なようです。
これでなんとかいけるかな~・・・
当日演奏前に読んでもらうコメントにも
「右足を捻挫しペダルが踏めないので、今日は左足で踏みます。」
と書くように話しました。
でも、今回ステップで本当によかった・・・
これがコンクールや楽器店のコンサートなんかだったら・・・
「左足で右ペダルを踏む変な子」・・・になってしまうところでした。
でも・・・うまくいくかな~・・・
やはり心配・・・
長崎へ・・・
週末は、ステップ・アドバイザーの仕事で
長崎に行っていました。
土曜日レッスンが終ってからだーっと家のことを片付け
新幹線に飛び乗り、福岡で乗り換え・・・
長崎に着いたのは午後9時を回っていました。
ホテルにチェックインしたあと、夜景を見に稲佐山へGO!
と思ったら、タクシーの運転手さんに
「10時でロープーウェイが終るからもう無理よ」と教えられがっかりでした。
ま、仕方ないか、次の機会に・・・と思ったのですが、
その時天の声(悪魔の声?)が・・・
「次っていつ?いつ来れるの?」
「もう来れないかもよ。もう1泊したら?」
「そうか!もう1泊したらいいのか!」
すかさず家に電話・・・
「ロープーウェイ終っててね、稲佐山も行けなかったよ。
茶碗蒸の店ももう閉ってたしね・・・(くどくどくど・・・)」
「じゃ、もう一泊したら?」(←かなり呆れてる・・・)
「やった~~!\(^o^)/」
と言うことで、急遽1泊伸ばして2泊3日の旅となりました。
昨日はステップの仕事が終ってから
吉宗と言う茶碗蒸のお店に行き、その後稲佐山へ・・・
すご~~い!
天の川が舞い降りてきた・・・まさにその通りです。
しばしぼーーっと見惚れていました。
中学校の時の修学旅行も長崎だったけど、
グラバー邸、大浦天主堂・・・その他その他、
見所も多く本当に素敵なところです。
ステップでは長崎の子供達の心のこもった真摯な演奏、
そして稲佐山の夜景、美味しい食べもの・・・
大満足の3日間となりました。
長崎で出会った景色、全ての人に・・・感謝!m(_ _)m
フジコ・ヘミングさん
昨日のフジコ・ヘミングさんの2時間ドラマ、
見られた方も多いかと思います。
壮絶なドラマでしたね。
役者さん達も、なかなかすごい!
フジコさん・・・NHKのドキュメンタリーで見た時
え、こんな人がおられるのか・・・と驚きました。
ただ・・・その後のあの過熱ぶりには・・・
次々と出版される書籍やCD・・・
これでもかと言わんばかりの大きなホールでのコンサートに
とてつもなく高いチケット・・・・
ピアノだけと向き合って、ひた向きに生きてきた女性に
「これはカネになる!」と群がってくる人たち・・・
そんな様子が目に浮かんで、
どうもその熱狂の輪の中に入れないでいます。
猫ちゃん達と数少ない熱心なファンと、
貧しくても静かに生きておられた時と
彼女はどちらが幸せなのかしら・・・
もちろん、
彼女自身に聞いてみないとわからない事なんだけど・・・
なめんなよ!
昨日レッスンの最中にチャイムが鳴りました。
インターホンに出てみると・・・
「次期の衆議院選に立候補を予定しています○○〇〇でございます。
今日はご挨拶に・・・」(たぶん本人じゃないと思うけど・・・)
え?戸別訪問って、選挙違反じゃないの?
まだ選挙期間中じゃないからいいわけ?
どちらにしても、こちらは仕事中・・・迷惑な話です。
「今忙しいので出られません。」と言うと、
「読んで頂きたいものをポストに入れておきますので、お願いします。」
と帰っていきました。
夜ポストを覗くと・・・
私と夫宛の封筒2通、
それを包むように「どうだ!」と言わんばかりの大きなカラー写真・・・
あの「安倍幹事長」としっかり握手している候補者の写真でした。
なに?あの「人気の安倍ちゃん」と握手してりゃ
我々が投票するとでも思ってるんかしら・・・
有権者をなめんなよ~~~!
それにしても・・・
選挙が始まると、あちこちからの電話攻勢・・・
レッスン中には特に困ります。
あ~、今からイライラ・・・
小さな友情
4歳のMちゃん・・・
レッスンが終ったあと、お兄ちゃんのレッスンを待っている間
「おしっこ・・・」と言って、階段をとことこ降りていきました。
(我が家のレッスンルームは2階、トイレは1階なもんで・・・)
そこで、うちの父とばったり出くわしたそうです。
Mちゃん「あなたはだあれ?」
父「ここのおじいちゃんだよ。」
Mちゃん「ふーん、おじいちゃんなの。じゃ、おばあちゃんは?」
父「おばあちゃんはいないよ。」
Mちゃん「ふーん、おばあちゃんいないの・・・」
父「うん。でもわんちゃんがいるよ。」
Mちゃん「わんちゃんがいるの?じゃ見せて。」
父「いいよ。おいで・・・」
そう言って父は、ジュリがふんぞり返って寝ている居間に
Mちゃんを案内したそうです。
しばらく遊んだのち、「またわんちゃん見せてね。ばいばい。」
と言ってMちゃんは2階に上がっていきました。
そんな話を夕飯の時、父は嬉しそうにしてくれました。
4歳児のMちゃんと77歳の父の小さな友情・・・
でもMちゃんは残念ながら、お父さんの仕事の都合で、
今月いっぱいで東京に引っ越してしまいます。
本当に残念・・・
何故?
中1のHさんが「合唱祭の伴奏者に立候補しました。」
と言って、嬉しそうに楽譜を持ってやってきました。
彼女にとってはさほど難しくない曲・・・
前半はスロー、途中からアップテンポの8ビートになる、
合唱には良くあるタイプの曲でした。
譜読みも丁寧によくでいきていました。
「このあたりはペダル踏んだ方がいいかも・・・」とスローの部分に書きこみ
「ちょっとやってごらん?」と言うと、
柔らかくいい感じになりました。
イントロ部分も・・・
「これで歌が入りやすくなるね」と言って帰したら・・・
1週間後の今日やってくると
「ペダルは付けてはいけないと言われました。」
誰が?と聞くと「音楽の先生が・・・」
本番も?と聞くと「本番も・・・」
何故?何の理由でペダル付けちゃいけないの?
彼女が板ばさみになってもいけないから
「あ、そう・・・じゃもっとレガートに弾こうね」と
何事もないような顔してレッスンしたけれど・・・
何故?何故?・・・わからない・・・
誰かワケを知ってる人・・・教えて~~~!
断ち切る
油断していて「夏太り」してしまったその解消と、
この冬にまたフルマラソン(国内の)に挑戦したいと思っているのとで、
このところ真面目にスポーツクラブ通いしています。
私が行っているところは夜11時半まで利用でき・・・
10時に携帯のアラームをかけておきます。
で、「ピピピ」と鳴ったら、
とにかくいろいろしたい事、やらなくちゃいけない事を
えい!と断ち切って、ジムへ行く準備をはじめます。
この、日常を「えい!と断ち切る」のがとっても大事・・・
まだこれもしたい、あれもしたい、と思っていると、
とうとう行けなくなってしまうんですよね・・・
そしてジムで約1時間トレーニング、
その後サウナとお風呂に入って帰ってきます。
今日は帰りに見たお月さん、きれいでした~・・・
(十三夜なんですね~・・・)
で、帰ってから、足が向いてしまうのが・・・「冷蔵庫」
つい手が伸びてしまう・・・「ビール」
これを断ち切れたら痩せれるんだけどな~・・・
これがなかなか・・・(^^;
菊・・・
秋に産まれた私は、
父のと~っても単純な発想から
「菊江」という名前になりました。
私は子供の頃、この名前がだ~~い嫌いでした。
その当時でも「みかちゃん」とか「まりちゃん」とか
可愛い名前の友達が多い中で、
何で私は「きくえ」なん~~?
古臭い・・・ババ臭い・・・
それも、この名前、父が母に相談もなく付けたとの事で・・・
実は母は「さおり」か「かおり」にしたかったそうなのです。
それを聞いた私は、「え~、さおりが良かったのに~~」
で、「今日からさおりと呼んでね!」と宣言したりしたけれど、
だ~れも聞いちゃくれなかった・・・(-_-;)
成人してからも、名前から先に私の事を知った人には
「え~、きくえさんって言うから、どんなおばあさんかと思ったら~、あはは・・・」
なんて事をよく言われて、むっとしたものです。
でも、不思議な事に、もうここまで長くこの名前と付き合ってると
愛着が湧くって言うか、まんざらでもなくなってきました。
と言うよりか、私は「きくえ」以外の何者でもないんだなと・・・
それと同じくして、「菊」の花にも・・・
この花、仏壇のイメージが強くってだーい嫌いな花だったんだけど、
最近そうでもなくなってきました。
以前に比べ、菊の種類もぐんと増えてかわいいのも多くなったし、
なんと言っても安くって強いからね!(←私と一緒?^-^;)
今日もガーデニング用に、小菊をたくさん買ってきました。
プランターに植え替えながら「私の季節だぞ~~!」とウキウキ!
ただ悲しいかな、この「私の季節」に
私はまた1つ歳をとってしまうんだけどね~・・・(-_-;)
身内・・・
Hちゃん・・・
私が彼女に初めて会った(?)のは、
彼女のお母さんが持ってきた、妊娠中の超音波写真でした。
「先生!これよ!見て見て~~!」と持って来たものの
「え~?なに~?これ~?」
なにやらむにゅむにゅっとした、怪しげな物体でした。
その後無事この世に誕生し、
お母さんに引き続き私の生徒となって、もうかれこれ8年・・・
いつのまにやら中学生となりました。
このHちゃん・・・ピアノは嫌いではないらしいんだけど、
とにかく練習は嫌い・・・
で、毎週私の集中砲火を浴びています。
今日のレッスンも来るなり・・・
「今週は試験週間で、ぜーーんぜん弾いてない」と大威張り・・・
で、弾かせてみると、本当に見事なくらい練習できていません。
「試験中だって、10分や20分くらいの時間は作れるでしょ。」と言うと、
「10分20分の時間もつくれん」とこう来た・・・
「たったそれくらいの時間も作れんのなら、ピアノ習う資格なし!
もう辞めてしまいなさい!来なくていい!」
あ~・・・また言ってしまった・・・
私はこの「来なくていい」他の子には口が裂けても言わないのにね・・・
練習できていない時には、ぱっと切り替えて一緒に予習したり
他の事に切り替えたりするのに・・・
この子にはすぐにガンガン言ってしまうんです。
これはどうしてだろ・・・
友人からよく「生徒になら許せるのに、我が子となると許せんのよねー。
かーっと頭に血がのぼってねー。」って話を聞くけど・・・
ちょっとあれに似ているのかもしれないな~。
あまりに身内過ぎて、冷静さを失ってしまうようで・・・
言いすぎた・・・と反省する私をよそに、本人は至って暢気・・・
「先生、この前貸したCD聞いた?ええじゃろ、あれ・・・」
なんて言いながら、何事もなかったように帰っていきました。
もう毎度のことで、あんまりこたえてないようだけど・・・
でもね~・・・あんまり怒らせないでよね~。
怒ったり、反省したり・・・
体に悪いっちゅうの!(-_-;)
携帯メール
10月に入り、急に秋らしくなってきました。
風邪ひきさんも多いようですね~。
今日1日だけでも・・・
お休みの子1人、
お熱でいつもの元気がない子1人、
鼻水だらだらで、
私がティッシュでチンさせながらレッスンの子1人、
咳の止まらないお母さん1人・・・でした。
お母さんといえば・・・
最近増えてきました。
待ってる間に携帯メールされてるお母さん・・・
別にしてはいけない、と言うのではないんですが・・・
「ツツツ・ツツ・ツツツツ・・・・」
マナーモードでも結構聞こえるんですよね、あの音。
せっかく付いていらしたのなら、
我が子の演奏を、それから何を注意されてるかを、
少しくらいは聞いて欲しいな~と思うんです。
最初から最後までずーーっと音がしてると
ちょっと悲しくなります。
「ツツツツ・ツツ・ツツツ・・・」