2003年11月の一覧
バッハ インベンション探検
今日は博多まで、「バッハ インベンション探検」という
講座を受けに行ってきました。
この講座、とても今お世話になっているF先生のお勧め・・・
と言うこともあったのだけど、もう1つ、
講師のK先生のプロフィールにびっくりして、
どんな先生か是非お目にかかりたい・・・と言うこともあったんです。
そのプロフィールは・・・
東京芸大作曲科卒、その後渡仏、パリ国立音楽院入学
で、またその後、東京大学理学部数学科卒業
現在S大学シンセサイザー科でビートルズを講義・・・
え???芸大に東大にビートルズ?
なんじゃ?この先生????
興味津々で向かった講座の会場には、
にこにこと関西弁で話す、お髭でぷっくりとした
山本直純さんのような先生がいらっしゃいました。
作曲家、数学家である先生のバッハ研究・・・
さぞかし難しい楽曲分析が繰り広げられるのかと思いきや・・・
全く違っていました。
いかに楽しく、そしてわかりやすく、
バッハが曲の中に忍ばせた「仕掛け」を生徒に発見させて
「バッハって面白い!」と思わせるか・・・
そんな内容でした。
和音記号を使って全曲を細かくアナリーゼするなんて
全くのナンセンス!
そんなことしたって、演奏はよくなりませんよ!と言うのが先生の持論。
もちろんアナリーゼもするし、専門用語もビシバシ出てくるんだけど、
「こんな事は先生が知っておけばいいの。
生徒にはこんな風に言ったらいいんですよ。」と言う話が
大半でした。
きっと子供が大好きなんだろうな・・・この先生・・・
1教えるのに、先生は100知って・・・
その1にも素敵なリボンをかけて生徒に見せて、
生徒はワクワクしながらそのリボンを解く・・・
そんな内容でした。
バッハ・・・
広島では地元のピアノコンクールがバッハ一色のお陰(?)で
私もCDを買い漁ったり、楽譜も何冊も揃えたり、
いい講座があると聞くと山口だ、三原だ・・・と行脚したこともあり、
自分なりには一生懸命勉強してきたつもりです。
で、そのお陰で、昔は大嫌いだったバッハが
なんと奥が深くって楽しいものなのか
わかってきたつもりではいたんだけど・・・
まだまだ知らないことが多い・・・そして何より
生徒に楽しさを伝えきれていないことに大反省・・・の1日となりました。
本当にこの先生・・・話を聞いているうちにバッハとダブって見えてきて・・・
バッハもこの先生同様、子供達が大好きで、
「作曲ってこんなに楽しいものなんだよ」ってことが伝えたくって
インベンションを書いたんだろうな・・・
土曜日は本当にいろいろ行事続きで
生徒さんにも無理を言うことが多く、
今日の講座もどうしようか散々迷ったんだけど・・・
博多まで行った甲斐があった~~!
やっぱり、迷った時には行動を起こす!・・・これです!
パーヴェル・ネルセシアン
楽しみにしていた
パーヴェル・ネルセシアンのコンサートに行ってきました。
予想をはるかに越えて・・・素晴らしかった!!
マスコミに名前が売れていないピアニストでも
すごい人はいるんだ・・・と言うのを実感・・・
特に素晴らしかったのが、ペールギュント組曲です。
たった1台のピアノ、たった1人の奏者で
ここまでオーケストラに迫れる演奏ができるものなのか・・・
いや~・・・参った・・・
その他の曲も、ただただ感動!・・・の一言でした。
誇張のない、とてもシンプルな表現・・・
その中に、人の心の奥底をぐぐっと惹きつける何かがありました。
そして、上質なシルクに包まれているかのような、
透明感のある、限りなく美しく、そして多彩な音色・・・
会場にいる人達全てが、咳払い1つせずに
吸い込まれるように聞き入っていました。
一緒に行った、うちの教室のH先生・・・今実は妊娠8ヶ月です。
「お腹の子供がすんごい喜んで、暴れてますよ~~」
そうでしょ、そうでしょ・・・
良かったね~・・・
この世に出てからじゃ、連れて来てもらえなかったろうから・・・
このコンサート、13日のこの日記にも書いたように、
全ての生徒にチラシを配ってお知らせしました。
で、結局行ってくれたのは、NちゃんとNちゃんのご両親のみ・・・
別にチケットをさばかなくちゃいけなかったわけでもないし、
行きたくないんならいいや・・・と思ってしまったけれど・・・
行ってみて、「しまった!」と思いました。
こんなに安価で(学生券は2000円)、
こんなにいいホール、こんなにいいピアノを使ったコンサートなんて
そうそうあるもんじゃないのに、
もっと強力にみんなに勧めたら良かったな~・・・
先生が行けと言うから仕方なく行ったコンサートでも、
内容が良ければ結果的には喜んでもらえたろうになー・・・
私達には生徒に、ピアノの本当の素晴らしさ、
ピアノの持っている無限の可能性を、伝える義務があるのですよね・・・
今度からはいいと思ったものは、少々強引にでも勧めよう!
(覚悟してね!うちの生徒さん達・・・・)
さて、実は2週間と少しあと、
12月13日にあるコンサートのチケットも購入しているんです。
こちらは3大ピアニスト、クリスマスコンサート・・・
横山幸雄、青柳晋、近藤嘉宏のコンサートです。
しっかり今日の演奏を耳の中に留めといて、
私なりの聞き比べ・・・楽しんでみることにします。
神戸東ステップ
一昨日の神戸東ステップ・・・
無事に朝も早起きでき、なんとか迷わずに会場入りできました。
さすが・・・神戸の先生方が吟味して押さえた会場だけあり、
素敵~~~!
私もすぐにスタッフとしてお手伝いしながら、
時々会場にも足を運んで、皆さんの演奏を聞かせていただきました。
午前中の1番の楽しみは・・・
こちらから神戸に引っ越して2年になるたー君の演奏です。
さとう先生のお蔭で、今も「ピアノだーい好き!」なたーくん・・・
今回は、さとう先生との連弾です。
ピアノが良く鳴っているな~・・・
毎日たくさん練習してるんだな~・・・
そう思っただけでうるうる・・・
時折会場にいる大好きなお母さんのほうを、
ちらっちらっと見ながら、楽しく、そうして堂々と演奏してくれました。
その後1年ぶりの再会を喜び合い・・・
「先生、また神戸に来てね。U.S.Jも連れていってあげるからね!」
心優しい少年は、ピアノと共に、大きく大きく成長してくれていました。
午後・・・いよいよぽふふわさん、こすもすさん、あかねさんの
出番が迫ってきました。
なんだか私の方がそわそわどきどき・・・
何度も受付に、みなさんの到着を確認しに行ったり・・・
あ・・・そうだ!デジカメデジカメ!
お手伝いはしばらく休ませてもらい、
会場の中央にでーんと構え、その時を待ちました。
いよいよぽふふさん・・・
ターン、タタターン!・・・華麗なワルツが会場に響きます。
あ・・・すごくいいな!
以前「この曲は人前で弾くには大変な曲ですよ。」
なーんて書いてしまった事があるような・・・・
まったく心配ご無用でした。(ごめんなさい・・・)
時間をかけ、本当に良く勉強されているのが伝わり、
心地よい、はつらつとした素敵な演奏を聞かせて下さいました。
そしてこすもすさん・・・
昨年の飛翔とはまた違った趣の、フォーレ「舟歌」を弾いて下さいました。
脱力のことをよく勉強されてこられたんだな~・・・
とても伸びのある素敵な音色・・・
感性豊かなこすもすさんらしい、大人の演奏を聞かせていただきました。
そしてステップのラストを飾る、あかねさん・・・
え~?これが趣味でなさっている方の演奏?ウソでしょ・・・
もしや音大出身?
そうでなくともバリバリ専門を目指しておられたに違いない・・・
ただただびっくりしながらそんな事を想像しておりました。
(あとで質問攻め、ごめんなさい!でも全て違っておりましたが・・・)
趣味の域でもこんなにも素晴らしい演奏をされる方が、
世の中にはいらっしゃるんだ~・・・(脱帽・・・m(_ _)m)
この日は他にもアミューズには、
たくさんの大人の方が出演して下さいました。
60の手習いで始めました・・・と言う方、
20代、30代で忙しいお仕事や勉強の合間に
ピアノの勉強を続けておられる男性の方・・・
どの方も、ご自分の思いをピアノの一音一音に込め、
感動的な素晴らしい演奏を聞かせて下さいました。
最後の講評の時、1人の先生がおっしゃっていた言葉・・・・
「今日のみなさんの演奏は、ステージの上から
『私達も頑張ってますよ。みんなも頑張って!』という
メッセージをもらったような気分です。」
これは私も全く同じ思いでした。
たくさんの方々の演奏に励まされ、
「私も頑張ろう!明日からも頑張って生きていこう!」
そんな気持ちにさせてもらいました。
そのあと、神戸の素敵なイルミネーションに歓喜しながら場所を移動・・・
夜景の見えるお店で祝杯をあげました!
楽しかった~~~!
素敵な演奏、素敵な出会い・・・幸せな1日でした。
神戸で出会った全ての方に感謝!です!
次の日の徳島でのオペラは・・・長くなるのでまたいつか!
↑
これも素晴らしかった~~!\(^-^)/
↓はステップ終了後の記念写真です。
左から、こすもすさん、あかねさん、ぽふふわさん、私・・・
奥に見えるが今回のステップのステージです。
明日から・・・
昨年の夏ごろだったでしょうか・・・
こちらの談話室に来て下さる方の中に、
「私もピアノを習っているんですよ。」という方が何人かおられ・・・
「是非広島西のステップのアミューズに参加して下さい!」
と呼びかけようかと思ったのだけれど、みなさん関西や四国(徳島)の方、
広島までなんて、遠いよな~・・・
それにこちらのステップの時には、私は受け入れ側として1日どたばた・・・
みなさんに来てもらっても、充分なことはできないし・・・
とその時ふと思ったのが、「神戸東に出てもらえばいいんだ!」
と言うことです。
神戸東は私のとっても大事な友人、さとう先生と
もう20年以上の付き合いとなる私の元生徒、折田さんの
2人がお世話しているステップです。
私も第1回の時からずっとお手伝いに行っており、
ここに出て下されば、私ももちろん聞くことができるし、
あとでオフ会もできるな~!・・・ということで、話がとんとんと進みました。
嬉しいことに、
ぽふふわさん、こすもすさん、あかねさんの3人が参加して下さることになり、
あれよあれよと言う間に・・・もうその日も明日となりました。
時の経つのって早いもんですね~・・・
なんと第6部のラストはこの3名がズラリ!
神戸東ステップの最後を飾って下さるのです。
神戸東ステップは、
JR神戸駅すぐ近くの神戸産業振興センター内の3階ホールで、
明日午前10時スタートです。
ぽふふわさん達の出演は、午後6時頃となると思います。
お近くの方、是非応援にいらしてくださ~い!
で、そのあと、神戸の夜景を見ながらのオフ会です。
ぐふぐふ・・・楽しみ~~~!
次の日は、神戸から高速バスで徳島へ・・・
徳島市文化センターで上演されるオペラ「カルメン」を
見に行きます。
主演の「カルメン」役は、高校の時の友人、中島恵美さんです。
このオペラのオーデションがあった日、
たまたま大阪で彼女と飲み、
「すごい人がいっぱい受けに来てたわ。あかんかもしれん・・・」
と言う話を聞いただけに、
主役に選ばれたこと、自分の事のように嬉しいです。
こちらの方もお近くの方、よろしければ見にいらして下さいね!
自由席の当日券がありますので・・・
明日から盛りだくさんの2日間・・・
今から準備をして、明日の早朝出発で~す!
私も失速・・・
昨日は、坂町と言うところであった
「広島ベイマラソン」と言うのに行って来ました。
「ベイマラソン」と言うだけあって、
広島湾のシーサイドコース、5キロの道のりを
くるくる8周とプラスα・・・42.195キロを走る
フルマラソンです。
奇しくも「東京国際女子マラソン」と同じ日・・・
画面の高橋サンに「頑張ってね!私も頑張るから・・・」
と声をかけて出かけたのですが・・・
この夏から秋にかけ、めちゃくちゃ忙しかった・・・(言い訳・・・)
頭がマラソンのことまで回らない状態だった私は、
当然練習不足です。
結局リタイアという不本意(いえ、当然)の結果と
なってしまいした。
帰ってニュースを見てみると、高橋選手、30キロ手前で
失速されたのですね・・・
私の場合は15キロ手前からの失速です。
「足が棒」ではなくて、急に「足が鉛」のようになりました。
ついでに頭痛までしてきた・・・
ここ数日の寝不足がたたったのか?
週に3~4回はごそごそと夜遅くスポーツクラブに行って、
トレッドミルというランニングマシーンで走っていたのですが・・・
所詮機械は機械・・・地面を走るのとは違っていた~・・・
これって夜遅く、ヘッドフォンを使って電子ピアノで練習して
生ピアノにあんまり触れなかったのと同じ状態かしら・・・
やっぱり本番前は、生に触れなくっちゃダメダメですよね~・・・
去年は発熱を注射で押さえながらも、
なんとかホノルルマラソン完走したというのに、
今年はなんてザマ・・・
でもでも、情けな状態でリタイヤ後
夫の友人がかけてくれた一言に救われました。
「リタイヤしたってね、なんにもせんよりはいいでしょ。」
(T-T)え~ん、そうよね、そうよね。
で、高橋選手、2時間27分だったのね・・・
私も・・・ちょうど2時間半くらい走りました。
距離は、高橋選手の半分くらいだけど・・・^-^;
失速の原因・・・
高橋選手・・・練習のし過ぎ、痩せ過ぎ??
私・・・練習のしなさ過ぎ、太り過ぎ??(-_-;)
ステップにて・・・
昨日は、広島中央、ヤマハ広島店主催の
ピアノステップの日でした。
うちの教室からもたくさんの生徒が参加してくれたので
私もスタッフを申し出て、1日会場におりました。
何度見ても・・・自分の生徒が大勢の人の前で演奏する姿は
嬉しく、そして感動的です。
自分の指導の至らなさを見つけ、
う~ん・・・と言うこともあるのですが・・・
5月からレッスンをスタートし、
今回ステップデビューとなるRちゃん・・・
なんと1部のトップバッターでした。
開始時間が迫っていてちょっと様子を見に行くと、
Rちゃん、目を真っ赤にしてぐずぐずの様子・・・
「Rちゃん、頑張ってね」と言うと
「いや・・・恥かしい・・・」
うわ~、困った、これは無理に連れて行くと
大泣きになってしまうかな・・・
いろいろ考えた末、しゃがみこんで小さいな声で話しかけました。
「Rちゃん、今日ね、2曲弾いたらね、
すごーく素敵な手帳もらえるよ。」
「え?どんな手帳?」
「中にシールが貼ってあるよ。」
「どんなシール?」
「Rちゃんが頑張ったことを褒めてくれるご褒美シールだよ。」
「ほんと?」
話しながらするすると参加者控え席に連れて行き・・・
お隣に同じ年頃の小さな子を見つけると、
少し安心したような表情になりました。
で・・・私もお母さんも心臓ばくばくの中、
Rちゃんの演奏・・・
しっかりとお辞儀をし、1音1音かみ締めるように
立派に演奏してくれました。
やれやれ・・・
他、デビューの子供達もみんな頑張った!
ステップのステージで、まさに1歩1歩
みんな成長の階段を登って行ってくれます。
さて、当教室主催のステップは
来年の5月30日と決まりました。
こちらもたくさーんの方に参加して頂きたいです!
お勧めコンサート
再来週、26日の水曜日に
とってもお勧めのコンサートがあります。
セルゲイ・ドレンスキー氏に師事し、その後彼の助手を務め
現在はモスクワ音楽院の助教授である
パーヴェル・ネルセシアン氏のコンサートです。
このコンサート、山口在住のこだわり(?)の調律師Mさんが、
スタインウェイをオリジナルなアクションに入れ換え
その楽器を会場に持ち込んで行なう・・・と言うコンサートなのです。
現代のロシア第1級の演奏を、
最高度に調整されたピアノによってパーフェクトに表現する・・・
というこの画期的なコンサート・・・
話を聞いた時からわくわく楽しみにしています。
このコンサート、昨年も行なわれ、
大変に好評だった・・・と言う話を聞き、
是非にもうちの生徒さんにも行ってもらいたいなーと
チラシを小学生以上の生徒全員に
「お勧めコンサートです。」と書き添えて配りました。
が・・・今のところ、ほとんど反応がなく、がっかり・・・
ちょっと曲目が子供向けでないので
敬遠されてしまったか・・・
子供だからこそ、本物を音を聞くチャンスを
できるだけ持ってほしいと思うのですが・・・
と言うことで・・・
もしこれを見て、行ってみたいという方がおられましたら
こちらにメールを下さい!
または「カワイ広島ショップ」「さくらぴあ」でも
お求め頂けます。
詳細は→<ここ>←重いかもしれませんが・・・
宮古島
金曜日から、宮古島ステップに行っていました。
空港に降り立つと・・・
なんと私の名前を書いた紙を持った宮古の先生方が
待っていてくださいました。
その後車で島内をドライブ・・・
美しい・・・どこまでも美しい海が続く島です。
9月に襲った大型台風の傷跡も残っていたけれど、
宮古の人たちは、とっても元気でした。
次の日から2日間、島にある唯一の楽器店のとても素敵なホールで
ピアノ・ステップが開かれました。
なんと参加者は168名!
島におられる約20名のピアノの先生方の生徒さん達です。
沖縄からも遠く遠く離れた南の島・・・
ここに暮らす子供達のレベルってどんなんだろう・・・と思っていましたが・・・
ステップが始まってみると驚き・・・
小さな子達からきちんとした基礎を身につけ、
懸命にピアノに向かっての演奏は、
本土の子供達に決して劣るものではありませんでした。
コンサートを聞くにしても、講座を受けるにしても、
恵まれた環境にあるとはいえないこの島ですが、
ここの先生方は本当に熱心で、なおかつみんなが仲が良く、
お互いを高める為の努力を怠らない、素晴らしい先生方でした。
たくさんの素敵な先生方と出会い、至れる尽くせりのもてなしを受け、
感謝感謝の3日間となりました。
宮古島は夫がこの島で毎年行なわれている
トライアスロン大会に2度ほど出場し
その時付き添ってきたので今回が3度目となりましたが
またまたこの島のファンになって帰ってきました。
美しい島には、美しい心の人たち、子供達がいっぱいです・・・
で・・・
宮古の気温は29度・・・ギラギラの太陽が照りつける夏!
こちらに帰ってきたら・・・いきなり冬でした。
う~~!さむっ!
ピアノ奏法
今日は広島在住のピアニスト、K先生の
「ピアノ奏法とその指導法」と言う講座に行って来ました。
ピアノの椅子の座り方から始まって、姿勢、体の重心をどこに置くか、
低音部、高音部を弾く時の重心移動、脱力のこと、手の支えのこと、
「重力奏法」のこと、fとffの弾き分け方
またインベンションなどをどういう手順で練習させるか・・・
などなど、短い時間でしたが、盛りだくさんの内容でした。
私よりもうんとお若いK先生・・・
彼は、こんな事を言っては大変に失礼になるかもしれないのですが、
天才肌、とか、ピアニストになるために生まれたような人・・・
と言う感じではなく、ここまでに来られるまでに、
努力に努力を重ねてこられた人・・・と言う気がします。
だからこそ、本当によく勉強されておられるのがよく伝わってきて
講座の内容も、とてもわかりやすいものでした。
指導者としてはまだまだ・・・と言っておられたけれど、
これから指導者としても、伸びていかれる方だと思います。
私としては、この手の勉強はとても好きなことの1つなので
特に「目からウロコ」というものではなかったのですが、
「なるほど、こういう風に指導すると、生徒にはわかりやすいのか・・・」
「こういう言い方をすればいいのか・・・」などなど
たくさんのアイディアを頂くことができました。
それにしても・・・今日のこの講座、
周りは広島でもベテラン・・・と言われる先生方ばかりでした。
お若い先生は・・・ほとんど見当たらない・・・
最近どんな講座にいっても、そんなことを思います。
お若い先生方は、どうして出てこられないんだろう・・・
これから長い長い講師生活、1つでも吸収できるものがあれば、
それがずっと先のレッスンにも役立つことになるのに・・・
以前電子オルガンをしていた時、
師事していた先生(ちょっとその世界では名の知れた方・・・)
が言っておられたことを思い出しました。
「ずっとずっと音楽の勉強してきてね、1番わかって来た事は
『自分が何も知らない』ってことなのよ。」
そうかもしれません・・・
お若い先生方も、「何も知らない」ことを知って欲しい・・・
そして、いろいろなことに貪欲になって欲しい・・・と思うのです。
会場取り・・・
この話題、このHPをスタートしてから
もう何度目だろ・・・
そう、発表会の会場取りです。
うちの教室は1年半に1回としているから
来年の秋が次の実施時期です。
9月末から10月上旬は運動会と重なるし、
10月3週目あたりは、どうも近所の小学校は
日曜日に引っかけて5年生の野外活動とやらがあるらしく・・・
11月に入ると高校生達の文化祭と重なりそうだしな~・・・
下旬は期末が始まるし・・・
と言うことで、来年の10月30日(土)か31(日)
のどちらか・・・と言うことで会場取りに行きました。
このあたりは「1年前の午前9時から受け付け開始。先着順」
と言うところが多いのです。
米子から帰った次の日、8時に会場に行ってみたけれど
残念ながらアウト・・・
その日会った友人からは
「どうも11月は市の行事などで既に押さえられてる日が多いらしいよ。
明日はきっとかなり早くから並ぶ人がいるのでは?」
と言われ、ギョギョギョ・・・でした。
いろいろ考えた末、夫の友人でとっても便利(?)なヤツがいるので
彼に頼んでみることに・・・
3時過ぎには行ってみてあげる・・・とのことで一安心でした。
3時の段階でだれか先客がいたら電話するね。
と言うことだったんだけど、めでたく電話は鳴らず・・・
でも気になってあまり眠れず朝を迎えました。
6時過ぎにバトンタッチ・・・
(私が行く前に2人ほど申し込みに来て、無念そうに帰って行ったそうです。)
それから会場の外でホットティーを飲みながら
本を読んで、ひたすら9時になるのを待ちました。
寒いのなんのって、足がシ~ンシン・・・辛い3時間でした。
大きな毛布が要ったな~・・・
本通りタロウみたいだけど・・・(←これは広島の人しかわからない話題・・・(^^;)
無事手続きを終え、やれやれだけど・・・
心配事はあります。
1年後だからねえ~・・・
学校行事なんてまだわかりゃしない・・・
来年になってみたらこの日にどどーんと大きな行事がぶつかっていたりして・・・
そうなったら・・・もう泣くだけです・・・(ToT)