2006年12月05日の一覧
帰りました・・・
金曜日、午後の便で東京へ・・・
最近は、何故か飛行機に乗るとすぐに爆睡してしまうことが多いです。
飲み物のサービスにも全く気がつかないまま東京に到着・・・
東京に着くとすぐにホテルへ・・・
今回は移動のことなど考慮して、田中先生お勧めの
浅草のホテルにしました。
都営浅草駅を降りてホテルに向かっていたら
いきなり「雷門」が現れた~~~!
テレビではよく見るけど、本物は初めて・・・感激!
ゆっくり観光している暇はないので
ホテルにチェックインしたあと、すぐに第一生命ホールに向かいました。
ここには去年の夏、コンペのJr.G級を聴きに来たな~・・・
中央にはちょっと古びた感じのスタインウェイが鎮座していました。
ホロヴィッツが晩年、ずっとリサイタルにも持ち歩き、
決して誰にも触らせなかったと言うピアノです。
時間ちょうどに始まったフランツ・モアの講演は
本当に面白かった!
ホロヴィッツをはじめ、ルービンシュタイン、
グレン・グールドなどそうそうたるピアニストたちの調律を担当、
特にホロヴィッツに関しては、25年もの間専任調律師を
務め上げた人です。
我々が知り得ない、天才ピアニストたちの素顔、エピソードなど
楽しく語って下さいました。
特にホロヴィッツの自宅に招かれた時の話・・・
ホロヴィッツの奥さんから愚痴を聞かされたそうです。
「この人ったら、モスクワでの演奏会が近いのに
ちっとも練習しやしないのよ。
特にスクリャービンなんて全然・・・」
すかさずホロヴィッツが言ったそうです。
「僕はあの曲・・・嫌い!」
またこうとも・・・
「あの曲は昔弾いたから、練習しなくても覚えてるんだ!」
うちの生徒の家でも繰り広げられているようなバトルが
あの天才ホロヴィッツの家でもあったのか・・・と思うと
なんとも愉快でした。
やっぱりみんな、人の子なのね~~・・・
リハーサルでも、直前までがんがん練習する人もいれば、
さっぱり触らない人もいたそうです。
そんな楽しいお話の後は、コブリンの演奏でした。
もちろん完璧な、素晴らしい演奏だったけれど・・・
う~ん、今回のこのホロヴィッツのピアノは
やはりそう一筋縄にはいかないのだろうな。
ちょっとやそっとで手懐けられるか!と言うような、
ピアノのプライドを感じた演奏会でした。
次の日は、ピティナ本部近くの福田専務理事自宅にて、
ステーション育成委員会の会合でした。
ピティナのHPにその様子がちらりと・・・
⇒http://www.piano.or.jp/gaiyou/sr/archives/2006/12/post_208.php
写真を写した時、逆光だったようで・・・
さあ、私はどれでしょう・・・(笑)
次の日は、浅草から電車で30分ほどのところ
埼玉県越谷でのステップ審査でした。
楽器店のビルの中にあるホールでの、
とってもアットホームなステップでした。
そんな行事の合間を縫って
浅草の町もあちこち見て回りました。
とてもユニークな町で・・・
また行きたいな~・・・・
帰りの飛行機はかなり遅れが出て、
帰ったらすぐに午後のレッスンスタートでした。
さすがに疲れた~・・・
これからは、もうちょっと余裕を持って時間を組まなくっちゃな・・・
で、最後の出張も無事終了しました。
↓感動(?)の雷門・・・