2007年06月19日の一覧
上原彩子さん・・・
思い起こせば10日前・・・
上原彩子さんのコンチェルトからご機嫌で帰ってきて
「さ!日記にか~こう!」と思ったら・・・
が~~ん!ネットが繋がらなかったのです。
で、随分たってしまったのだけど、
ちょこっと思い出して・・・
上原彩子さん・・・初めて知ったのは確か12~3年前??
NHKの「ピアノで名曲を」と言う番組で
当時中学2年生の彩子ちゃんが生徒として出演してたのです。
(その時の先生は、ヴェーラ・ゴルノスターエヴァ女史)
いや、なんとすごい中学生がいるもんだと思いました。
この番組には他、上原ひろみちゃんや鈴木弘尚くんも出てましたね~・・・
その後、チャイコンでの日本人初の第1位を獲得
一躍有名になった彼女・・・
とっても小柄な彼女がラフマニノフのピアノコンチェルト(3番)を弾くというので
興味津々でした。
席は思いっきり前の、前から3列目、目の前がピアノ!
穴が開くほど観察してきました。
出てきた彼女は本当に華奢・・・私の3分の2くらい(笑)
椅子に手をかけたその手のちっちゃいこと・・・
やはり秘密は、ちっちゃくても鍛え抜かれた指、手(支え)
そして手首、肘、上腕の絶妙なコンビネーション・・・
それからもう1つ、強靭な下半身!!
彼女はフォルテの音を出すとき、
ほとんど中腰になって弾いていました。
中腰の状態で体重をかけたまま弾くわ弾くわ・・・
いや~、すごい・・・
こりゃ、下半身がしっかりしてなきゃできるワザであはありません。
毎日スクワットしてる?(笑)
それからもう1つ・・・「気」!
この「気」の入れ方が尋常ではない・・・と思いました。
この「気」が世界の審査員をうならせた・・・のかな?
私は実のところを言うと、彼女の演奏スタイルは
あんまり好きではないのです。(申し訳ないけれど・・・)
あのかぶりつくような弾き方は、あまり美しいとは思えなくて・・・
でもあのちっちゃさで、あの華奢な手で
世界を舞台にするには・・・
やはりあのスタイルが必要なのかもしれません。
「体が小さいからピアノに向いてない」とか
「手が小さいからピアノ科は無理」なんてこと
よく言われる話だけど、
彼女を知ってしまったらそれは言えないぞ~、と思ったのでありました。
それにしても・・・
この日のロシア・ナショナル管弦楽団
素晴らしかった~~~!
包み込まれるようなオケの音色・・・うっとり・・・
で、ピアノを子供さんに習わせている親御さんに
お願いです。
是非是非、年に1回くらいは
オーケストラを聴きに連れて行ってあげてください。
あのオケの迫力を知らずして、音楽の感動を音にすることはできない・・・
とも思います。
是非是非、よろしくお願いします!!