2007年11月21日の一覧
イェルク デムス リサイタル
昨日は
広島音楽高校で開かれた
イェルク デムス リサイタル に行ってきました。
まず最初に恒例の(?)
観客側のマナーに対してのアナウンスがありました。
デムス先生はとてもデリケートな方でいらっしゃるので
客席の雑音(咳など)で演奏を中断される場合があるので
ご注意くださいと・・・
以前のデムス先生のリサイタルでもあったご注意なので
覚悟はしてきたけれど
少々緊張・・・・
まずは携帯を何度もチェック!
もちろんマナーモードではなく、電源オフです。
荷物がずり落ちてもいけないので、
隣の席にきっちりと置いて・・・
う~んと・・・咳、くしゃみ・・・
ハンカチを握り締め・・出ないことを祈る!
雑音が出るとのことで、
暖房も切られた中でのリサイタルでした。
曲目はバッハ平均律 第1巻 第1番
モーツァルト きらきら星変奏曲
ベートーヴェン ソナタ ワルトシュタイン
シューベルト さすらい人幻想曲
なんとオールハ長調という面白いプログラムでした。
演奏は・・・
は~・・・ため息・・・
無駄なものは一切そぎ落とされた
まさに魂の演奏・・・でした。
特にシューベルトが圧巻でした。
アンコールの3曲も・・・素晴らしい!
特にシューベルトの即興曲 90-4は
息を飲む美しさでした。
今回のリサイタル
広島音楽高校との共催と言うことで
会場にはたくさんの生徒が聴きに来ていました。
物音1つ、咳払い1つせず
一心に聴き入る姿に
「この子達、成長するだろうなー」と思いました。
良い演奏を聴くと
自分の中の「美の基準」が上がってくると思うのです。
行ってよかった・・・!
そう思えるリサイタルでした。