2009年07月14日の一覧
あきらめない・・・
中学2年生のYちゃんの話・・・
きっとYちゃんも、Yちゃんのお父さん、お母さんも
時々ここを覗いて下さるので
「あ~!私のことが書かれている!」
とびっくりするかもしれませんが・・・
許せ許せ・・・(笑)
Yちゃんがうちに通うことになったのは
小学6年生の春のことでした。
お引越しで広島に来られ
ピティナの先生紹介を通しての
ことだったと思います。
来られた時
「コンペティションをずっと受けているけど
入賞したことはない。」と言う話でした。
それからやはりずっと
コンペには挑戦し続け・・・
小6の時には賞に届かず・・・
中1のときにも・・・
頑張ったけれど、2箇所で奨励賞・・・う~ん、あと一歩!
そのYちゃん、中2の今年
見事2箇所で優秀賞!
そしてユースコンクールでも金賞を頂きました。
ひゃ~~!大躍進!
先日Yちゃんがレッスンに来た時
「なかなかこう言うパターンは珍しいと思うよ。」
という話をしました。
コンペもB級をピークに
どんどん参加者は少なくなっていきます。
参加者は少なくなっても
予選通過者の割合は変わらないので・・・
どんどん通過者の数も少なくなります。
課題も難しくなり、
「ちょっと受けてみようかな?」という人も減り、
ある程度本格的にピアノに取り組んでいる人だけが
残ってきます。
なので、
「小学生の時はいつも本選まで行っていた。」
という人でも、
予選敗退、ということも多くなります。
小学生の時は、全国大会まで行ったのに
中学になると予選敗退・・・と言うことも
それほど珍しいことではないと思います。
その中で
「小学生の時はずっと落ちていたけれど、
中学生になって初めて本選」というパターンは
とても珍しいケースではないかと・・・
(ピティナ本部に調べてもらおうかしら・・・(笑))
ただこれは今まで
彼女と彼女のご家族を見てきて
当然と言えば、当然の結果と言う気もします。
とにかくあきらめず、一生懸命取り組んでくれました。
私がお勧めする
(私は全てのことを、強制しないタイプですが・・・)
各種コンサート、歌のレッスン、ステップ、
外部講師のアドバイスレッスン、
その他その他、必ず受講してくれました。
一番感心したのは・・・
昨年、自分が出ることができなかった
コンペティションの本選会に
ちゃーんと聴きに来てくれていたことです。
ずっと練習していたけれど
舞台で弾くことができなかった本選曲・・・
それを同じ教室の子や
同じ予選に出た子達が舞台で弾いている・・・
それを聴くのは
やはり辛いことだろうと思います。
私は「行きなさい。」なんて
一言も言わなかったけれど・・・
ちゃーんと聴きに来て、しっかり聴いていました。
なかなかできることではありません。
神様は、ちゃんと見ているんだなーと思います。
コンクールで何度も良い結果をもらえないと
「私はだめなのかな?」とか
親御さんの気持ちとしては
「うちの子はピアノに向いてないのかな?」
と思いがちだと思います。
でも諦めなかったYちゃんと、Yちゃんのご両親は
素晴らしいです!
「Yちゃん、小学生の時予選敗退し続ける人たちの
希望の星ね!」と話しました。
今回、コンクールでよい結果が得られなかった人も
Yちゃんのような人もいることを
知って欲しいと思います。
芽が出る時期は、みーーんな違います。
あきらめないことです。
それから、是非自分が出ることができなかった本選も
足を運んでみて下さい。
得るものは、絶対にあります。
落っこちて付く力もあるのです。
人生、無駄なことなどひとつもないです。