2010年05月の一覧
***楽譜に隠されたヒントを探せ!***
昨日のブログを見て
うちの生徒さんや
アドバイスレッスンの予約をして下さっている方々から
「大丈夫なんですか?」とメールを頂いてしまい・・・
あ~!すみません!
もう大丈夫です。
ご心配かけてしまいました。
書かなきゃ良かった・・・!ごめんなさい!
原因がわかっているんで大丈夫です!
ど~~んと来た時の対処法も
もう万全ですので・・・
でも、できるだけ早く休むようにして・・・
レッスン以外のこと(家事全般・・・)も
手抜きしてますんで・・・
↑
ま、これは今始まったことじゃない・・・(笑)
今日のレッスンも無事終了!
コンペが近づいてきた生徒が中心なので
ばりばり張り切ってやりましたよ~!
で、まだ今日は少しは余力が残っているので・・・
まずは、金曜日の轟先生のセミナーのご報告です。
***楽譜に隠されたヒントを探せ!***
芸大出身の作曲家って・・・
天才肌の気難しいイメージですが、
この轟先生は本当に可愛らしいお嬢さんで・・・
(って、こんな言い方失礼かしら・・・)
ですが話の内容は、さすが!!・・・でした。
アナリーゼ関係のセミナー
今までありましたが
「作曲家の立場から」は初めて・・・かな?
作曲家はどんな思いで曲を書いているか、
そんな話が聞けるのはとても楽しかったです。
先生が一番力説されたのは、
「楽譜の中に潜んでいるルールを教えることで
自分の力で楽譜を読み、演奏することができる生徒を育てよう!」
と言うことです。
「音楽的自立」ですね。
ただ単に「確実な読譜力をつける」だけでなく、
ハーモニーがどう変化しているかに目を向けることで
作品をどう弾いてほしいかということの
作曲家の気持ちに近づく事ができる、と言うことです。
一番ほ~~~っと思ったことは・・・
例えばA-B-A-Coda、3部形式の曲・・・
今回は今年のコンペのB級課題曲
ベートーヴェンのソナチネ第5番終楽章
を取り上げての説明でしたが・・・
Bの部分で転調してニ長調になっているけれど、
作曲家にとっては、この属調部分(B)の全部が
曲全体の大きな視点(マクロ的視点)から見ると
ドミナントなのだ、と言うこと・・・
ですからこの曲の3部形式は
AがトニックーBがドミナントーそしてAでまたトニック、そしてCoda。
なのでこのBの部分は
Aに比べると大きな緊張感がいると言うこと・・・
そしてこのBからAに戻るところと言うのは
ドミナントがやっとトニックに解決する
大きな大きな喜びが作曲者にはある、ということです。
3部形式の曲の、その喜びを感じずにAに戻っても
やはりそれは作曲者の意図した音楽にはならない、と言うことでした。
そして最後のCodaは、作り手としては最後のほんのオマケ・・・
余韻を楽しむべきことなので、そこで盛り上げたり
ドラマチックな演奏をするのもNG・・・とのことでした。
他にも私が質問した
「Ⅴ(5度)とⅤ7(属7)を、作曲家はどう使い分けるのか」
と言う質問も
「よりトニックに寄りかかりたい気持ちが強いときに
作曲家はⅤ7を使うのです。」という答えでした。
納得~!
まだまだたくさんのことを教えて下さいましたが
書ききれない~~!
食事の時の私のあれこれの質問にも
本当に丁寧に的確な答えをくださいました。
あ~、こんな友人が1人いたら
どんなに助かるだろうか・・・(笑)
作曲家って
今テレビでやっている「ゲゲゲの女房」のように
部屋に閉じこもって1人孤独に仕事してるんですよ、
とおっしゃっていましたが・・・
今回のセミナーのような場所に
どんどん出てきてもらって
作曲家の立場からのお話
どんどんお聞かせ頂きたいですね。
演奏する側の大きな手がかりとなりますし、
作曲家や作品との距離がぐ~~んと近づくような気がします。
で、松本先生のペダル講座も
めっちゃ面白かったですが・・・
これは次回に!!
ややや!更年期・・・
昨日の轟先生のセミナーも
今日の松本先生のペダルのセミナーも・・・
いやいや、素晴らしかった!
ここに書きたいことは
いっぱ~~いあるんだけれど・・・
ちょいと体調不良で
カラ元気だけで生きています。
もちょっと元気になってから
頭の整理してまとめて書きます。
実は金曜日、轟先生とセミナーのあと食事をして
「平和公園を見たい」と言うことでしたのでご案内して・・・
その後先生とお別れしたあと・・・
突然激しい動悸!
全身が心臓になったとでも言いましょうか・・・
そのうちに手足が冷たくなり
あぶら汗が出てきて歩行もふらふら・・・
デオデオの踊り場で
しばし休んだんだけど治る気配がなく・・・
これは車で家まで帰れんぞ・・・
と、近くの婦人科の病院に
駆け込んだのです。
(かの有名な、K野先生の病院です。)
なぜ婦人科かと言うと・・・
たぶん原因は、更年期障害に違いない!と思ったので・・・
午後の診察までの時間が辛かった~~
診察が始まって
血圧を測ってもらうけれど、
何度計っても・・・ブ~~!エラー音・・・
心拍数も計れず(あまりに多すぎる!)
とにかく横になりなさい、とベットに寝かせてもらい
注射と点滴・・・しばらくするとようやく落ち着きました。
この手のひどい動悸は
今回が3度目なので
それほど焦りはしなかったけれど・・・
あ~、辛かった・・・
今度こうなった時に飲みなさい、と
安定剤を頂いて帰りました。
いやあね~~~
でも、レッスンを休んだり、審査をキャンセルしたり
そんなことにならなかったので良かったです。
今生徒達も頑張ってるんだから
倒れるわけにはいかんのんよ~・・・
これからは安定剤を肌身離さず・・・
頑張りますよ!
でも、生徒諸君・・・
あんまりあぶら汗の出るような演奏は
しないよーにね!(笑)
やっと・・・
2日間にわたるピアノステップ・・・
大きなダンボール4箱分+αの荷物
返送品は本部に送り、
渡し忘れのものはご本人に送り
報告書を書き・・・
何とかほぼ片づけが終わりました。
やれやれやれ・・・
ここまで来てやっと
振り返ることができますが・・・
まあ、小さなアクシデントはいくつかありましたが
何とか終わり、ほっとしています。
両日で150組の方がご参加くださいました。
私はタイムキーパーでもあったので
ほぼ全員の方の演奏を
ホールで聴かせていただきました。
自分の生徒以外の方も
毎年出てくださる方はだんだんと覚えてきて、
「うわ~、大きくなったな~」とか
「もうこんな曲弾くのか・・・」
「上手になったな~」などなど
感慨深く聴かせてもらいました。
で、今回・・・もしかしたら
コンペリハーサル組みの方たちの
評価が辛かったかもしれません。
ですが、
「ステップであまりに良い評価頂いて、 気が抜けて
練習しなくなって本番で落ちてしまいました。」
という声も昨年までよく聞かれました。
「もうひと頑張り!!」という
エールの気持ちを込めて
辛口評価を下さったのだと・・・
そう解釈して下さいね!
さ、もう来月からは
コンペティション、中国ユースが
始まりますね!
健闘を祈っています!
↓さくらぴあ、こーんなに素敵なホールです。
↓22日のアドバイザーの先生方
↓23日のアドバイザーの先生方
↓継続表彰では、5回、10回、15回、25回、そして35回の方も!!
継続表彰者の皆さんの画像は
ピティナのHP内、「ピアノコミュニティー」に
アップしてあります。⇒こちら
(O先生にアップして頂きました。ありがとう~!)
指導者検定&ステップ
21日の指導者検定
22,23日のピアノステップ
何とか無事終了しました。
参加者の皆様、
そしてお手伝い下さったスタッフの先生方
本当にありがとうございました。
まだまだ荷物整理その他
仕事が残っており・・・
午後からはレッスン、明日からも朝からレッスン・・・
ということで、詳細は後日・・・とさせて下さい。
メールの返信も溜まっていますが
順次・・・とさせて下さい。
すみません!
いよいよ明日から・・・!
今日は早起きして
来年のステップの会場押さえに行ってきました。
先着順なので、
私より早く行っている人がいたらアウトですが・・・
ふ~~!
誰もいませんでした。
2011年、5月20日(金)から22日(日)までを
無事に押さえました。
来年もステップをさくらぴあで開催することができます。
良かった~~!
実は私がお手伝いをさせて頂いている
廿日市春季ステップですが・・・
今年でちょうど10年目なんです。
10年・・・毎年こうして
会場押さえしてきたんだな~・・・
あっという間ではありますが、
たくさんの方にご参加頂き、
(第1回は50数名・・・今は3倍になりました!)
そしてみなさんに喜んで頂き、
何と言うか・・・スタッフ冥利に尽きる、
とでも言いましょうか・・・
嬉しい限りです。
そして準備の方も、ほぼ終わり・・・(たぶん・・・)
明日からの本番を待つばかりです。
で、もう一度・・・
指導者検定は
5月21日(金)午後2時半から午後5時
ステップは
5月22日(土)午前10時から午後5時50分
5月23日(日)午前10時から午後6時10分
場所ははつかいち文化センター、さくらぴあ小ホールです。
どうか皆さま、是非聴きにいらして下さい!
時間割、プログラムは
ピティナのHPでもご覧頂くことができます。
廿日市春季ステップ⇒こちらの廿日市春季Ⅰ、Ⅱからご覧下さい!
で・・・私がレッスンが終わると・・・
樹里がいつもこうやってやってきます。
↓
「ねえ。ボール遊びしようよ~~~」
ごめんね~!
今君とそんなことしてる暇ないのよ~~(笑)
おすすめセミナー2つ!
あ~~~っと言う間に
日が経ってしまいます。
ブログの更新も
滞ってしまってました~~
それにすら、なかなか気が付かないという・・・
困ったもんです。
で、どうしてもお知らせしておかないと
いけないことがありまして・・・
お勧めのセミナーです。
轟 千尋先生の
「楽譜に隠されたヒントを探せ!」
轟 千尋先生といえば
今年のピティナ・ピアノコンペティションの
A1課題曲の作曲者でもあります。
作曲家の立場から
楽譜から表現に結びつく糸口を探る・・・
とても興味深い内容のセミナーです。
◆日時:2010年5月28日(金) 10:30-12:30
◆会場: イヨ銀ビル7Fスタジオ
◆受講料:広島中央支部会員 1,500円 / 他支部会員 2,500円
一般 3,000円
◆主催: ピティナ広島中央支部
◆問い合わせ・申込み先:ピティナ広島中央支部 TEL: 082-244-3760
こちらにも詳細が載っています。⇒こちら
ここから申し込みもできます。
もうひとつは
松本和将先生の
「ピアノペダル奏法講座」
ピアノのペダルは
オン・オフだけのボタンではありません。
鍵盤と同じように、ペダルの踏み方1つで
音色は全く変わってきます。
なかなかペダルだけに特化した講座って
ないものです。
ピアニストのペダルの「技」を
しっかりみんなで盗みましょう!!
◆日時:2010年5月29日(土) 10:30-12:30
◆会場: 安芸区民文化センター スタジオ
◆受講料:一般 2,500円 学生1,500円
◆問い合わせ・申込み先:公声堂 TEL: 0823-22-3210
メール: koseido@friend.ocn.ne.jp
指導者検定&ピアノステップ
廿日市地区の指導者検定&ピアノステップ
いよいよ近づいてきました^!
指導者検定は
5月21日(金)午後2時半から午後5時
ステップは
5月22日(土)午前10時から午後5時50分
5月23日(日)午前10時から午後6時10分
どちらもはつかいち文化センター、さくらぴあ小ホールにて
開催します。
参加して下さる皆様には
参加票がお手元に届いている頃だと思います。
時間割、プログラムは
ピティナのHPでもご覧頂くことができます。
廿日市春季ステップ⇒こちらの廿日市春季Ⅰ、Ⅱからご覧下さい!
ステップは
土曜日の1部、2部、日曜日の3部、4部、5部は
23ステップ・・・未就学児から高校生までの方が
課題曲と自由曲で参加されます。
土曜日の3部、4部、5部、日曜日の1部、2部は
コンクールのリハーサルの人たちが中心です。
中国ユースの課題曲、ピティナコンペティションの課題曲での参加の方が
ずらりと並びます。
土曜日、日曜日とも第6部はグランミューズ
大人の方の部です。
大人になってからピアノをはじめられた方
また、大人になってから再開された方、
その他専門的にピアノを勉強されている方
ピアノ講師の方・・・などの演奏が続きます。
指導者検定もステップも
見学は自由ですので、
是非プログラムをご覧になって
興味のある時間帯に聴きにいらして下さい!
それから・・・参加される方にお願い!
足台、椅子の高さの調整をスタッフに依頼される方は
足台(4段階)・・・下から〇段目
椅子・・・上から〇つ目、と受付で申告して下さい。
またビデオ撮影、録音は
参加者の許可のある場合のみ可となります。
これを守っていただけない場合は、
来年から撮影、録音が不可となる場合もあります。
(コンペティションは広島予選、不可となってしまいましたね~~)
どうか皆さま、マナーを守って・・・よろしくお願いします!
さ、私もぼちぼち
準備に取り掛からなくては!
キース・ジャレットのヘンデル
今年ピティナのピアノコンペティションE級に
3人の生徒が参加します。
その3人のうちの2人は
バロックの課題
ヘンデルの組曲ト短調を選んできました。
この曲・・・原典版が手に入らない・・・
国内版も「春秋社版」1冊のみ・・・
せめて音源を、と思ったけれど
もちろん課題曲CDにも入っていないし、
ナクソスで探しても出てこない・・・
CDならあるかなと
アマゾンで探してみると・・・おぉ!ありました。
で、演奏者を見てびっくり!
キース・ジャレットとあるじゃないですか。
キース・ジャレットって・・・あのジャズピアニストの?
ですが、どうもジャズテイストの演奏ではないらしく
とにかく購入してみることにしました。
で、送られてきたCDを聞いてびっくり!
とても穏やかな、美しいヘンデルだったのです。
へ~~!
E級参加のHちゃんにそのCDを貸し出すと、
Hちゃんのお父さんはキース・ジャレットを良く聴かれるとかで・・・
「ジャズの人は、バロックの得意な方が多いそうです。」
との話を聞かせてくれました。
そうなんだ~~!
認識不足!!
バッハの作品の、ジャズアレンジの楽譜なども出ているので
ジャズのプレーヤーがバロックを弾くとしたら
「オリジナルとは違う」という先入観がありました。
で、そのCDですが・・・
購入したのは1ヶ月以上も前なのだけど
聴き続けていると、
めちゃくちゃいいんです・・・これが・・・
最近では車に乗っても、
まずはこのCDに手が伸びてしまいます。
奇をてらうところは全くないけれど、
秘められた躍動感、歌、ハーモニー感・・・
心の奥底にじわっと沁みてくると言うか・・・
神と語るヘンデル??
ま、とにかくいいんです。
ジャズとバロック・・・
実はとても近い存在なのかもしれません。
バロックの時代は
誰かの書いた作品を弾く、という習慣はなく
演奏者は自作自演、即興演奏が当たり前の時代だったのだから・・・
その場の雰囲気、演奏者のテンションの上がり具合
観客のノリ(?)で演奏がどんどん変化していく・・・
精神は共通するもののようですね。
それにしてもこのCD
今回のコンペの課題曲に選ばれなかったら
きっと私は出合っていなかっただろうな・・・
お接待
私の両親の故郷
山口県の沖家室島では
弘法大師さまの命日にあたる旧暦の3月21日に
「お接待」という行事があります。
祖母や叔母からは
その話は何度も聞いていましたが、
なかなかその日に島を訪れることもできずにいたのですが・・・
今年はなんとその日が
連休中の5月4日にあたるとのこと。
やった!
初めての「お接待」体験です。
前々日の2日から
島に住む親戚の家に行くと
だ~~れもいない・・・
島の人たちは「お接待」に向けて
何日も前から集まって準備に追われていました。
前日も、お餅をついたり、
切干大根を煮たり・・・
4日当日・・・
午前9時を過ぎると
ぞくぞくと「お接待」を受ける人たちが
島に集まり始めました。
中にはお遍路さんの装束をした方も・・・
いつもは早朝から漁に出かける漁師さんたちも
交通整理の係です。
なんと200名に満たない人口の島に
この日ばかりは1000人を超える人たちが
来られるのだそうです。
島の「山の大師堂」「垰(タオ)の弘法堂」の
2箇所でのお接待・・・
そして泊清寺の境内では
「茶粥」が振舞われました。
島の人たちに加え、
ボランティアの学生さん達も大忙しで
来られた方のお世話をされていました。
そして、これがその茶粥と
お漬物、切り干し大根です。
この地方では良く食べられる、この「茶粥」・・・
私の母も、よく作ってくれていました。
私も大好物で・・・
温かくても、冷めても美味しいのです。
久々に食べた母の味です。・・・美味しかった!
(夫は「何この茶色い食べ物・・・気持ち悪い・・・」と言います。(笑))
初「お接待」も体験して
島を後にしました。
この島に来ると、釣り三昧の
夫と義兄・・・
最近は「釣れんなった。瀬戸内海に魚がいなくなったかね?」
と言っていたのですが・・・
この連休は大漁続きでした。
特にメバルがいっぱ~~~い釣れた!
新鮮な魚もたくさん食べ、
ゆっくりと耳と体を休めた連休でした。
さ!明日からまた頑張りますぞ!
穏やかな休日
昨年のゴールデンウイークは、
雨ばっかりだった気がしますが、
今年はいいお天気、、、
海も穏やかです。
時間もゆっくりと流れます。