2012年07月04日の一覧
昨日は・・・
大雨が降りましたね~・・・
明け方、すごい雨音を聴きながら
私は家が雨で崩壊する夢を見ていました。
起きて、家が無事だったので
あ~よかった・・・と・・・(笑)
しばらくはこんな天気が続きそうですね。
来週後半くらいには、梅雨は明けるかな?
さて、コンペのこと、
少し書いてみたいと思います。
どの先生もおっしゃっていますが、
レベルがどんどん上がっているのは事実だと思います。
先生たちが熱心に勉強され
意識が上がって来た証しだとも思います。
課題曲説明会に足を運び、
CDその他もチェックし、
公開レッスンに行ったり、
アドバイスレッスンを受けたり、
生徒が出なくても早い時期の予選に足を運んだり・・・
そんな熱心な先生が多くなったおかげで
以前のような、「え?これはまずいんじゃない?」と言うような
びっくりするような演奏は影をひそめました。
足台なしで足がぶらぶら、と言う子もいないですし、
あり得ないテンポで弾いたり、
あり得ないような音量で弾いたり・・・
これもほとんどないです。
なので本当に点数を付けていても
似たような点が多くなったり・・・
入賞してもおかしくない演奏が、ずらずらと続きます。
ですが、入賞率は決まっていて、変えることはできません。
ほんの0.0いくつという差で
ラインが引かれ、当落が分かれてしまいます。
そのラインの近辺の演奏は
本当に差がないんです。
その、差のないところに
たくさんの人がいるのが現実です。
ちょっとした、本当にちょっとしたことで
わかれてしまうんです。
なので、だめだったからと言って落ち込むことはないのです。
ただ、中に、聴く人の琴線に触れる演奏・・・と言うのがあります。
ふっと心に響きます。
派手な演奏、とか、特別なことをした、とかではないです。
何かしら心に残る演奏です。
美しい音、美しい歌、生き生きとした躍動感・・・
そしてそれが自分の音楽として
会場に語りかけてきます。
審査員は、各個人の演奏に対して
全部が終わるまで口にしてはいけないことになっています。
ですが、そう言う演奏に出会うと
控室に帰りながら、ついつい誰からともなく口に出てしまいます。
「さっきのグループに・・・すごく好きな演奏の子がいたわ~・・・」など・・・
そう言う人の演奏には、間違いなく全員が良い点を付けています。
生徒が僅差でだめだった、と報告してきたときにも
そんな話をします。
今ね、あなたくらい弾く人はい~~っぱいいるんよ。
そう言うところにいる場合、落ちる時もあるし
通過する時もある・・・
でもね、もっともっとこだわって、
もっともっと良い演奏をしようと努力して
聴く人の心に響く演奏ができるようになったら
そこで、ほっといても結果はついてくるよ。と・・・
なので、もし良い結果が出ないときにも
もっと素敵な演奏を目指す
良いきっかけになったと思ってほしいなと思います。
そして今回、
広島の予選を聴きに行った時も
東京の予選の審査をした時も…・
E、F級の人たちが、すごく頑張っているのを非常に感じました。
以前はそんなことなかったですよ。
ちびっ子たちは皆上手なのに、
大きくなると、なんでこうなるの?と言う時期もありました。
今は違います。
びっくりするくらい、レベルが上がってきました。
この人たちも、きっと小さい時に
いろいろな思いをしてきたと思います。
いつも嬉しいことばかりじゃなかったはず・・・
でも、凹まずに、もっともっとと高みを目指してきた結果
今の演奏があるのだと思います。
E,F級の人たち、
きっと音楽関係の学校に進む人たちばかりじゃないと思います。
でも、ここまで弾けるようになったら
きっとピアノと生涯、良い関係を続けていけると思うんですよ。
人生の節目節目で、
きっとピアノが支えてくれたり、
花を添えてくれたりするんだろうなーと思います。
コンペに出ている子供たち、
「E、F級くらいでも、コンペに挑戦できる」
を目標にして欲しいです。
いくら小さい時にたくさん入賞したって
途中で辞めてしまったら
ただの「昔ちょっとピアノがうまかった子」です。
結果が良くても悪くても
前を向いて前進できる人・・・
やっぱり・・・継続は力です!
・ ・ ・ ・ ・
今週から、夏の間だけ
2週間に一度の「鉢もの」になります。
今週は・・・でっかいあじさい!