空気の色・・・

2003.3.9

今日は広島の南区民文化センターで行なわれた
広島中央ステップのお手伝いに行ってました。

裏方のお手伝いがとっても忙しくって、
あまりみなさんの演奏を聞かせてもらう事ができず
残念だったのですが、
とっても印象に残ったことがありました。

最後の講評の時のN先生の一言です。

「ピアノは指先の微妙なタッチで、音色を変えることができる楽器です。
ただ、自分が出す音にだけ一生懸命になるのでなく
自分の弾いているホールの空気をいろんな色に変える・・・
そんな気持ちを持って演奏して欲しい・・・」

ピアニストであるN先生は、
いつもこんな気持ちで弾いておられるのだろうな・・・

私も、あまりに目先のことだけにとらわれて、
鍵盤に噛み付くように弾く子に対して、
「自分の音の行方を聞いて!」とか
「ホールの1番後ろの人に音を届ける気持ちで」とか
「もっと耳の位置を高くして・・・」何てことをよく言っているのですが・・・

空気の色を変える・・・
まずはこの曲を演奏することで、ホールの空気をどんな色にしたいか・・・
これって素敵なことですね。

疲れ果てて帰ったのですが、すぐにピアノに向かって
そんなことを考えながらしばらく練習してました。
これは楽しくって楽しくって・・・

やっぱり外に出ると、いろんな収穫があります。

N先生、ありがとうです!

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