東京藝大早期教育プロジェクト ㏌ 東広島

2018.2.14

東京藝大早期教育プロジェクトは
2014年から全国でスタートし
東広島では昨年からくららホールで2月に実施されています。

昨年も聴きには行ったのですが
今年はR君(小4)が公開レッスン生として選んで頂いたこともあり
朝からしっかりと受講してきました。

講師の江口玲先生は現藝大准教授ですが
藝大の作曲科を卒業後、ジュリアードのピアノ科修士課程修了と言う
興味深い経歴の先生です。
5人のレッスン生にどんなレッスンをなさるのか、
興味津々でした。

先生のレッスンは一貫して
演奏にはあらゆる可能性がある、それを考え、いくつも試してみる
最終的に自分はどうしたいか・・・を求めるレッスンでした。
暖かな語り口、子供たちにもわかりやすいお話
生徒たちの演奏もどんどんと活き活きと輝きを増し
とても素晴らしいレッスンでした!

R君のレッスン風景(受講曲はショパン:幻想即興曲)

そして受講生にはレッスン中に写して下さった写真と
修了証が先生から手渡されました。

5名の公開レッスンが終わった後
先生への質問コーナーがありました。

ちょっとうろ覚えではあるのですが
面白い内容だったのでここに少しだけご紹介します。

質問:芸大に入るのに、東京と地方の差についてはどう思われますか。

答え:いま地方格差はどんどんなくなったと思っている。
   それよりも、コンクリートに囲まれた都会にいるよりも
   自然に囲まれた地方で生活することで、育まれる感性もとても重要だと思う。

質問:一日8時間ピアノの練習をすれば芸大に入れますか?

答え:8時間毎日ピアノに縛り付けていても芸大には入れないと思う。
   一日2~3時間の練習であっても、先ほどお話しした
   いろいろな経験をする、感性を磨く、他の勉強をする・・・ことがとても重要だと思う。

そして、会場に来ている生徒さん、ピアノの先生たちに伝えたいこととして・・・

ピアノのコンクールに挑戦することは
今ピアノを勉強するうえでとても必要なことではあると思うが
それ以外の時期(コンクール前でない時)には
できるだけ数多くの作品に触れること、
それを100点満点を目指さなくてもよいので
80点くらいでも良いので、どんどん新しい曲にチャレンジすることがとても大切、
と言うお話をしてくださいました。

このことは、私もとても共感できるお話でした。

とてもお人柄も素敵な先生・・・
良いお話をたくさん聴けて大満足の一日となりました。
  

終了後、先生とR君、ツーショット写真を撮らせて頂きました。

この早期教育プロジェクト、
来年も東広島で開催予定だそうです!!!

4.コンサート&講座 | コメント

Comments are closed.