演奏に結びつくアナリーゼ
2008.12.11
ばたばたしていて報告が遅くなってしまいましたが・・・
8日に行われた深谷先生の講座
「演奏に結びつくアナリーゼ」は
時間を大幅に上回っての
とても中身の濃い内容の講座でした。
楽譜から作曲者の思いを忠実に読み取るために
我々が絶対に知っておかなければならないことを
音楽の3要素「リズム」「メロディー」「ハーモニー」
の面から、大変に細かく説明して下さり、
また「逆アナリーゼ」(楽譜に書いてある強弱記号等を
なぜこれが書いてあるかを、和声分析の面から逆にアナリーゼする)
の提案は、とても納得!のものでした。
最近出版されている
例えば、今井顕先生の「ソナチネアルバム」→「これ」
なども、原典版に基づいた校訂版
という内容になっています。
今まで使われてきた
かなり偏った考えで校訂されている普及版は
次第に消え去る傾向にあると思います。
アナリーゼの力をしっかりと持ち、
生徒とともに、楽譜にスラーや強弱記号を書き込みながら
作品を仕上げていく・・・・
というかたちでレッスンを進めていくのが大切!
と言うことを強く感じるセミナーでした。
で・・・今年のピティナ広島中央支部のセミナーも
今回の深谷先生の講座を持って、最後となりました。
来年春は・・・3月16日(月)に
待望の、久元祐子先生のモーツァルトのセミナーを予定しています。
素晴らしい先生のお話と演奏・・・
みなさん、どうかお楽しみに!
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