美しい音を求めて・・・

2009.7.4

1週間が
あ~~~っと言う間に過ぎてしまいましたが・・・

少し今日は時間が取れたので、
月曜日のセミナーで皆さんに書いて頂いたアンケートを
もう一度じっくり読み直しています。

皆さん短い時間に
ぎっしりと書いて下さって・・・ありがとうございます。

悩み、質問・・・
私が今まで感じてきたことも多くあり
うんうん、と共感しながら読んでいます。

中でも多いのが、
「音色」に関しての悩み・・・

コンクール会場に行くと、
同じピアノなのに音がとても綺麗な子がいる。
どう指導したらそうなるのか・・・

また、大きい音を出すように言うと
ぶっ叩いてしまう。
どうすれば、響きの良いフォルテが出せるのか・・・

などなどです。

これは・・・本当に難しい問題で
次回のセミナーでどうお話したらよいのか・・・
どうすれば、一番わかっていただけるか・・・
悩むところです。

う~~ん・・・・

まずは、やはり「脱力」でしょうか・・・
ピアノの場合、ただ「力が抜けている」のではだめで
打鍵直後に、指が鍵盤の底に届いている状態での「脱力」・・

そして、きちんと腕の重さを指先に乗せるための
「指の支え」も必要です。
関節もしっかりしていなくてはいけませんし、
ある程度の筋力も必要でしょう。

そして何より大事なのは
「こんな音を出したい」と言う気持ち、
そしてそれを確認できる「耳」・・・

やっぱりこれは
「コンクールに出るから」とか
「発表会があるから」ではなくて、
ピアノを習うその日から・・・
目の前にあるピアノから
良い音を引き出そうという気持ちを持つことが
大事だと思います。

なかなか難しいことですが・・・

とにかく諦めず、レッスンの時横に座っている指導者が
手を持ち、腕を持ち、耳を使い
絶えず生徒の音をチェックし助言することも
とても大事だと思います。

必ず自分の音に興味を持ち、
タッチによって音色が変わるピアノと言う楽器の
面白さに気付いてくれる・・・と思います。

う~ん・・・
文章にすることも、ますます難しいですが・・・

次のセミナーは9月なので
それまでにどうお伝えすればよいか
(私なりに・・・ですが・・・)
じっくり考えておきます!

09.7.4

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