歌詞付け大作戦!

2009.7.6

コンペ参加の小さい子達に
私がよくやる手は・・・

「歌詞付け大作戦」です!

B級(小4以下)より小さい子たちの曲は
1ページとか2ページとか
短い曲が多いです。

長く弾いていると飽きてきてしまうし
曲のイメージも現しにくい・・・

そこで「歌詞」を付けるんです。

今回B級の課題曲
バルトークの「冗談」もその1つです。

たった1ページですが、
途中何度もテンポが変わったり
強弱、ニュアンスが変わったりと
なかなか手強い曲です。

例えば・・・
まず生徒には
「ねえねえ、クラスで冗談ばっかり言う子、いない?」
と聞き・・・

そして、
「〇〇君は、〇〇君は、冗談ばっかり~・・・
 ホントにね~(←ここ、やや呆れたように・・・)
 冗談ばっかぁり!(←ここ、ちょっと怒ったように)」
なんて言う、歌詞をつけます。

そうすると、「ホントにね~」のところについているラレンタンドや、
「冗談ばっかぁり!」のところのa tempoやフォルテが
うまく表現できるのです。

また何より、子供たちが
面白がって生き生きと弾いてくれるのが良いです。

5月に高松に
アドバイスレッスンに伺ったときにも
この作戦を使いました。

小4のK君・・・

まずは私が作った歌詞を披露すると、
「あ!僕も思いついた!」とばかり・・・

「つちのこ出たよ、つちのこ出たよ
 あそこの裏山にぃ~
 ホントかな~・・・
 冗談ばっかぁり!」

次々と、面白い歌詞を3番まで
(この曲は、同じメロディが伴奏を変えて3回出てきます)
考えてくれました。

「それ、いいね~~!あははは」
と、彼のアイディアに大笑い!

1年前と比べ、体も心も成長して
ピアノに対する興味もぐんと膨らんできたK君に
私はとても感激でした。

レッスン後、担当のT先生に
「彼は良くなったね!
 今年は良い結果に繋がるのでは?」
とお伝えして帰りました。

そのT先生からメールを頂き・・・
K君、見事優秀賞受賞!だったそうです。

先生とお母さま、
抱き合って泣かれたとか・・・
本当に良かったです!

またその後A先生からも
たくさんの生徒さんが入賞されたと
お知らせ頂きました。
私も本当に嬉しい!

先生方、親御さん方が
暖かく子供たちを見守ってこられた結果ですね。

もう3回も行かせて頂いているので
お名前を聞くと子供たちの顔が浮かんできて
その子達の笑顔も浮かんできます。

みなさん、おめでとうございます!

今度は本選に向けて・・・ですね。
頑張って下さいね!

あ、K君・・・
今度は本選の曲に、歌詞をつけてみたら?(笑)

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