講座での面白話・・・
2009.9.16
Miyoshiメソードの講座では
杉浦先生がいろいろな
興味深いお話もして下さました。
まずは・・・「倍音」の話・・・
ピアノの演奏を聞いて、
音が素晴らしい!・・・と感じるのは
どうもこの「倍音」の影響らしいのです。
この「倍音」・・・
CDではある程度以上のものはカットされているらしく
生の演奏でしか「倍音」の全てを
体感できないそうです。
耳で聴き取ることのできない倍音は、
なんと人は「肌」で感じるとか・・・
いい生演奏を聴くと「鳥肌が立つ」のは
そのせい?
やはり「生のコンサート」に
足を運ばないといけない、という意味は
こんなところにもあるのですね。
肌で「感動」を味わう・・・
小さいころからこんな体験ができる子は
幸せですね。
それから・・・
演奏中に「言葉」が浮かんでくる・・・
これは「左脳」が働いているからだ、
という話も面白かったです。
実は私も、過去よくありました。
大事な本番の時、演奏中にふと
「これ終わったらあれをしよう・・・」とか
演奏に関係ないことを考えてしまう・・・
大体そんな時は、うまく行きません。
もっとひどいのは、
「あれ?次の音、何だったかしら・・・」
と思ってしまったとき・・・
突然間違えたこともないところで
間違えてしまったり・・・
そんな経験から、生徒達には
「いらないことを考えないように、
とにかくその曲のメロディーをしっかり歌いなさい。
人間は、同時に二つのことは考えられないんだから・・・」
と言うことがありますが・・・
これは大正解のようでした。
杉浦先生も
「小さな声を出してもいいから、歌いなさい。
歌うことで右脳の世界に入ることができる。」と
おっしゃっておられました。
皆さん、本番中は
グレン・グールドになりましょう!(笑)
最後のお話は・・・
本番で非常にあがってしまって
実力を発揮できない子について・・・
このタイプの子のお母さんは
「極度の心配性」の方が多い、
とのことでした。
「うちの子、大丈夫かしら・・・
失敗するのでは・・・」そんな思いが
子供に伝わってしまうのですね。
それと、
「うちの子は下手だから」とか
「うちの子は全然練習しないんだから・・・」
と子供の前で他人につい言ってしまうお母さん・・・
その言葉が耳に入ることで
どんどん「私はダメなんだ」という意識が
刷り込まれていって
本番でうまく行かなくなってしまう・・・
と言う話でした。
「ドキッ!」とされている方も、
おられるのでは・・・(笑)
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