作戦
2003.8.10
コンクールのどたばたも一段落・・・
参加した子達に「しばらくゆっくりしてね~!」
な~んてことは言いません!(きっぱり!)
本番に向けての猛練習で、せっかく
ピアノに長時間座る習慣がついたのです。
このチャンスを逃すわけにはいかない!
で、この期間、教本、エチュードが
どうしても停滞気味になります。
と言うことで、次の週には
普段の教材を全部持って来てもらって宿題決め!
「う~んと・・・できるところまでやっておいでよ。」
「もしかしたらこの本は5曲くらいはできるかもね。」
以前は1冊に付き1~2曲ずつくらいしか進めていないのに
いきなり新曲5曲なんて言うと「え?」と
びっくりしたような顔をするけど・・・
「今〇〇ちゃん、コンクール出たおかげで勢いがあるもんね。
それぐらいできる気がする・・・」
とかなんとかボソッと言って帰すと・・・
次の週は意気揚揚と「先生、5曲やった!」とくるのです。
同じ曲を掘り下げて掘り下げて・・・というのに
うんざり状態の子達は、新しい曲がかえって新鮮なんでしょうね。
どんどんと譜読みして来てくれます。
作戦成功!
これでこそ、コンクールに参加させた意味があるってもんだ!
あとはこんな作戦も・・・
教本が1巻から2巻に進む時・・・
2巻の初めは1巻の復習っぽい曲が続くことがあります。
これは自分で譜読みして弾けるな・・・とおもったら
「新しい本、最初のあたりは簡単よ。
自分の力で何曲でもいいから弾いておいで。
今まで教室の最高記録は・・・えーと7曲弾いてきた子がいたなー、確か・・・」
とまたまたボソッと言う・・・
その瞬間「え?」と目の色が変わります。
ほとんどの子が次の週8曲は弾いてくる・・・\(^o^)/
で、「うわ~!最高記録樹立だ~!」と褒めまくる!
この作戦、随分前からやっていますが、結構効果あり!
〇〇ちゃんとの競争でなく、誰かわからない架空の人物との競争・・・
傷つく子が出ないので、これはお勧めです。
(たまに「それ誰~?」と聞かれたら「〇〇ちゃんって人。《←実はいない》
もう引っ越したけどね。(^-^)」)
ただし・・・
中高生には通用しないのです・・・
「チェルニー、1週間に3曲見てくる子、いたけどね~・・・」
「ふ~ん・・・」
そんだけ・・・(-_-;)
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