会場のマナー

2010.1.25

時々、うちの生徒たちもお世話になる
ピアニストのM先生のブログに、
以前、昨年ゲスト演奏で行かれた
某所の受賞記念コンサートのことが書かれていました。

一部転載させてもらいます。

「(略)
それだけに、客席のマナーが悪かったのが少し残念ですね。
演奏中にしゃべる、出る、入る。
もちろん大人の方々です。

知り合いのコ、親戚のコが出る、というので慣れない演奏会に出かけていて、
他のコにはそんなに興味がないかもしれませんが、
子供たちに経験を積ませる場。
みんなであなたの演奏聴いてるよ、という空気を客席全体で出してこそ
人前で演奏するという喜びにも目覚めるんだと思います。(略)」

・・・・確かに、こう言うこと、最近特に目に付きます。

実は17日にあった、さくらぴあでのコンサートでも・・・

1歳くらいの小さな子のぐずる声が
会場に何度か響きました。

私・・・こう言うのは我慢できないタチで・・・

ちょっと離れた席だったのですが、
演奏の合間に走っていって、
「子供さんの声が、会場に響くんです。
 申し訳ないのですが、親子室に移動して頂けませんか?」
とお願いしました。

そのお母さん、私の言葉に嫌な顔するでなく
「はい・・・わかりました。」
とすぐに親子室に移動して下さいました。

結局・・・わからない(知らない)のだと思います。

演奏中に出入りすることが
どんなに他の方の迷惑になるかとか、
子供さんのぐずる声が、
実は会場中に響き渡っているとか・・・

これをご覧の方は
ピアノに関係した方が多いと思うので
コンサートなどもよく行かれると思います。

どうかどうか、
周りにこんな「迷惑」な方がおられたら
できるだけ早く
声をかけてあげてくださいね。

私が気をつけているのは
できるだけニコニコ笑顔で
穏やかに注意する、と言うことです。

それでスムーズに解決することが多いんです。

それでもわからない「ヤツ」には・・・
鬼になります!(笑)

ステージでの数分間の演奏・・・
その数分間のために
その子がどんな思いをして、どれだけの努力をしてきたか・・・
そして、確実に言えること・・・
もう2度と同じ演奏をすることはできないんです。

良い雰囲気の中で演奏できるよう
聴く側にも、守らなければいけないことがあるんです。

そして会場の主催者も
ドア係を置く、会場にスタッフを配置するなど
もっと気を配らなくてはいけませんね!
(私は発表会でも、ステップでも・・・かなり神経を使ってます。)

会場のマナー・・・
結局そんなところから、
「文化が育つ」と言うことにもなるのだと思います。

そして、子供達もそんなところから
「他者への思いやり」を学ぶのだと思います。

4.コンサート&講座 | コメント

Comments are closed.