コンクールでお会いしましょう

2004.1.28

福岡のK先生が「面白かったですよ」と薦めてくださった本、
「コンクールでお会いしましょう―名演に飽きた時代の原点 」
中村紘子著(中央公論新社)

しばらく前に買って拾い読みはしていたのですが、
今日歯医者の待合時間に「チャンス!」とばかり
読み終えました。

中村紘子さんの本はほとんど読んでいるけれど、
う~ん、この本も面白い!!
彼女の知識の豊富さ、また文才には脱帽です。

文明の発達により、聴衆が求める「良いピアニスト像」が変わってきた話
芸術に於いてのコンクールの功罪
国際コンクールが発展してきた経緯やその舞台裏・・・
などなど盛りだくさんで
「へぇ~~~」がいっぱいになる本でした。

いくつかコメントしたいこともあるのだけれど
またぼちぼち・・・ということにしましょう。

ところで国際コンクールと言えば
3月にお隣の県、岡山県の倉敷市で
若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクールが
開かれます。
ここ⇒http://www.tchaikovsky-competition.org./index.html

昨年の8月開催だったものが
SARSの影響でこの3月に順延になったのです。

ロシア、韓国、中国、日本その他その他の地域の
10代半ばのピアニストの卵達の競演です。

この手の国際コンクールは見たことがなく
こんなに近くで開催されるってことはそうそうないと思うので、
行ってみようと思っています。

2週間にわたる1次予選、2次予選、ファイナルをずーっと聞けば
いろいろな発見もあるだろうし面白いとは思うけれど、
なかなか仕事を放り投げてそうもいかないので・・・

ファイナルの2日間だけはなんとかレッスンをやり繰りして
行ってみようと思っています。

私も行くのよ~~と言う方、いらっしゃいますでしょうか・・・

もしいらっしゃったら、
コンクールでお会いしましょうね~~!(⌒‐⌒)

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