ショパンコンクール in アジア

2004.2.11

この土日に行われた
ショパンコンクールinアジアの決勝大会に、
知り合いのピアノの先生の娘さんが参加され、
その数日後にたまたまお会いして、
いろいろお話を聞くチャンスに恵まれました。

東京であったその決勝大会、
なんとキャパが百数十というとてもとても狭い会場で
熱気ムンムンの中行われたそうです。

アジア大会、というだけあって、
中国、韓国、マレーシアなどからも
小中高、大学生とたくさんの参加者がやってきたそうです。

その知り合いの先生の娘さんが出られたのは
小学5,6年生の部だったのですが・・・

とにかく中国の子の演奏が、すさまじかった・・・という話でした。

叩きつけるようなフォルテ、ミスタッチもなんのその
そしてものすごいパフォーマンス・・・(中国雑技団?(笑))
その中の1人がなんと金賞を射止めた・・・ということでした。

え・・・そうなの・・・でも、なんで?

どちらかといえば、最近日本では評価される傾向といえば、
音色の美しさ、多彩さ、内面からにじみ出る音楽性・・・
そのような感じでいたのだけれど・・・

国際コンクールというのはまた違った世界なのかしら・・・

なんとなく話を聞きながら???になってしまっていました。

もちろんその先生も、「なんなんだろうね、これ・・・」
というご様子だったのですが・・・

今日の朝、何気なく読んでいた新聞の記事に
シンクロの五輪選手を育てておられる
あの井村雅代先生の記事がありました。
その中の先生のコメントに、なんとなくなのだけど、
今回の私の?を解決するものがありました。

「五輪は何度行っても新しい。
 前の大会はちっとも参考にならへん。
 時代が変わり、世界が変わり、価値観が変化する。
 人の心の反応も変わるから、
 いつでも五輪はニューワン、オンリーワンの大会になる。」

う~~ん、そういうことなのか・・・

ピアノの世界も・・・
どんどん移り変わっていっている・・・
それも我々の想像もつかないような速さで・・・

で、その中でこの部に関しては、
この超パフォーマンスの参加者が、
一番審査員の心を捉えた・・・ということなのかな?

でも他の部に関してはわからないし、
一年後の大会ではまたわからない・・・

そんなものかもしれないな・・・

どちらにしても「世界のトップクラス」と言うのは
摩訶不思議、そしてすごい世界です。

ますます来月のjr.チャイコフスキーコンクールが
楽しみになってきました。

ここでは、中国、韓国の参加者の
どんな演奏を聴くことができるのでしょうか・・・

そして、それはどんな評価を得るのでしょうか・・・

大いに楽しませてもらいましょう!

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