10年です!

2011.9.17

ステップのアドバイザーの仕事を
初めてさせて頂いたのは
兵庫県尼崎のステップでした。

2001年の夏のことです。

なので・・・今年でちょうど・・・10周年です!

この話を頂いた時、何が嫌だって・・・

講評が一番嫌だったんです。

大勢の前で話をするだなんて・・・
想像しただけでぞっとしました。

そのことで、すごく悩んで・・・

でも悩んだ末、せっかくのお話、
ここでエイッと一歩踏み出してみることで
何か自分自身が変われることもあるかと・・・

お受けすることにしたのです。

案の定・・・初めのころの私の講評・・・
ひどかったですよ~~~

足は震えるし、声はうわずるし~・・・

もしあのころの私の講評、録画している方がおられたら
土下座してでも消去してもらいたい。(笑)

それでも、慣れとはすごいものです。

何度か繰り返しているうちに、
大勢の人の前で話しをするのも
それほど苦にならなくなり・・・

今ではセミナーなんぞで、しゃべり倒しています。(笑)

人間、幾つになっても変われるもんだなーと思います。

ステップは、もうたぶん60箇所くらいは
行ったんじゃないでしょうか・・・

70人位から、多い時は2日間200人という時も・・・

たくさんの方のたくさんの演奏を聞かせてもらい、
コメントも書いてきました。

いろ~~んな方との出会い、
いろ~~んな曲との出会いもありました。

またバイエルとか、チェルニー30番とか・・・
今までどーーってことないと思っていた曲でも、
素晴らしい演奏に出会うと「うわ、この曲、こんなにいい曲なんだ~」
ということもたくさんありました。

感動する・・・という点では・・・

必ずしも上手な演奏、達者な演奏に
感動するかというと、そうでもなく・・・

たどたどしいのだけれど、
一音一音に心のこもった演奏に、
手が震えるほど感動したこともありました。

そして何より良かったなーと思うのでは・・・

アドバイザー席は、ピアノからやや離れた場所にあります。

たくさんの方の演奏、音を聴いていて・・・

体のフォームと音との関係・・・
これをたっくさーーん見させていただいたのは
私にとってはとても大きな収穫でした。

やはり美しい演奏は、美しいフォームから
発せられることが多いということです。

あ、いい音・・・と思って奏者を見た時
重心がしっかりとし、肩から指先までのラインが自然で美しい・・・

肩が上がっていたり、猫背で極端に下を向いていたり
手ががちがちに強張っていたり・・・
そんな状態では、美しい音、こちらの心に響く音楽は
聴こえてきません。

肩(正確には肩甲骨あたり)から指先までをホースに例えると
どこが詰まっている(力が入っている)から
水(美しい音)が出なくなっているのか・・・

肩なのか、肘なのか、手首なのか・・・
そんなことも、少し離れた位置から見ると
わかるようになって来ました。

なので時々
「さわだ先生のとこの生徒さん、皆さん音がきれいですね。」
と言ってもらえる事がありますが・・・

それは、このステップでの経験が
実は実は大いに関係があると・・・私は思っています。

ステップで100回表彰を受けられた方が
「私の先生はステップです。」と言っておられましたが・・・

私は・・・
「私の先生は、ステップでの皆さんの演奏です。」
と言っても、過言ではないかと・・・

そのステップですが、
5月から8月までは、コンペの審査と生徒達のレッスンとで
手一杯になるので勝手ながらお休みさせてもらっていました。
(本当に勝手だこと・・・!)

で、今月からまた行かせて頂きます。

明日から神奈川県藤沢市におじゃまします。

久々なので、ちょっと緊張・・・

声がうわずるかも~~~(笑)

たくさんの方の演奏、楽しみにしています!

3.ピアノ・ステップ | コメント

Comments are closed.