細部にこだわる・・・

2004.6.9

先日、関孝弘先生の講座に行ってきました。

テーマは「10分でピアノが弾ける方法!」

これはもちろん10分で何でも弾ける、ってのじゃなくて
効率の良い練習の仕方・・・と言ったものでした。

曲のある部分だけを取り出して耳と頭をフル回転させ、
細部にわたりゆっくりとこだわりを持った練習をする・・・
と言うことです。

曲の全体ができなくても、ある部分だけなら
10分集中してそれを行うだけでも
かなりな成果が上がる・・・というものです。

先生曰く、
「悪い練習は、すればするほどマイナスの方に進んでいく」・・・

これは本当に実際によく経験することです。

コンクールに出る子たちでも・・・

前回から少しあいだを開けてやってくると
恐ろしく崩れていることがあります。
「え?何が起こったの?」・・・です。

練習しない子は「上達していない」だけで済むのだけど、
この「悪い練習をたくさんした」子に関しては、
「崩れる」と言う事態が起こって、これを立て直すのがまた大変・・・

で、最近は特に「練習の段取りを立てる」と言うのも
大事な私の仕事になってきています。
どんな練習をどのくらい・・・楽譜の横に
細かく書いた紙をぺたりと貼り、
レッスンの中でも一緒にその段取り通りにやってみます。

このやり方で練習してくれたら、大崩れはしない・・・
はずなんだけどな~・・・

で・・・今日は私自身のレッスン日でした。

大曲、難曲を持っていくわけでなく
なーんとなく弾けた気分でレッスンに行くと・・・・

あっちゃ~・・・ダメ出しの連続!
1から10まで「だめ!だめ!そうじゃない!!!」

耳の抜群にいい大先生のこと、
いい加減な練習をしていったことは、全部お見通しでした。

が~~ん・・・と落ち込んで帰りながら・・・

細部にこだわる練習、
一番できていなかったのは・・・私でした。

猛反省!!

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