たー君・・・

2002.9.30

ひとり言の部屋の→「ここ」に載せているたー君・・・
実は今日引っ越して行ってしまいました。

4月にレッスンをスタートしたとき、
お母さんと一番心配したのはその事です。

たー君のお父さんは、広島に転勤になってからもう10年・・
いつ移動になってもおかしくない頃で・・・

「せっかくレッスンをスタートしたんだから、
もう2~3年は 広島にいられたらいいですね―・・・」
と話していたのに、
半年後に心配が現実となってしまいました。

私もショックだったけれど、
たー君のお母さんのショックも大きかったです。

「学校の事よりピアノのことが一番心配です。
 この子にピアノを教えてくれる先生、いらっしゃるだろうか・・・」と・・・

ですが、幸いな事に次の転勤先が
なんと「神戸」だったんです。
あ~!良かった~!

神戸には、佐藤先生、折田先生・・・
信頼できる2人の先生がいます。
私がたー君のレッスンをはじめた経緯も、
誰よりもよく知っている先生方です。

結局住まいが佐藤先生の近くという事で、
佐藤先生にレッスンをお願いする事になりました。

本当にお忙しい先生なのですが、
快く引き受けて下さり・・・・

本当にご縁とは、不思議なものですね―・・・

6ヶ月という短い間でしたが、
本当に私にとっては貴重な体験となりました。

たー君のお母さんが、
「みんな嘘だと思われるでしょうが、
 私は3人子供を育てて、この子の時に一番
 子育ての喜びを感じたんですよ。」と言われたのですが、
ほーーんの少しその気持ちがわかった気がします。

毎週毎週、ピアノにやってくるのを心から楽しみにしてくれて、
レッスン室にやってくると、体中でそれを表現してくれました。

雑念も何もなく、とにかく音楽の中にとっぷり浸ることのできる子でした。

そして・・・
人間は、一人一人進む速度の違う時計を持っていて、
たー君の時計はちょっぴりみんなよりも進みはゆっくりだけど、
でもちゃーんと確実に時を刻んで・・・

そしてそのゆっくりの時の中で、小さな喜びを
一緒に大きな喜びに変えることも、教えてくれました。

感謝の6ヶ月です。

たー君が楽しみにしていたステップデビューは
広島西ではなく、神戸になりましたが・・・

もちろん・・・応援に行きます!

たー君、神戸でも頑張って!

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