家族

2006.4.6

私がみっちゃんに初めて会ったのは
彼女がまだ6歳の頃でした。

私は大学3年生・・・夏休みを利用して
アメリカに住む叔母のところに3週間ほど遊びに行った時です。

みっちゃんはいつも小さな声で
クリスマスソングを口ずさんでいました。

彼女のミドルネームはキャロル・・・
叔母が「キャロルだからね、この子は年中クリスマスなのよ。」
と言った言葉を思い出します。

アメリカ生まれ、アメリカ育ちですが、
家の中では日本語を使っていたので、
ばりばりのバイリンガル・・・
私の専属通訳としても、大活躍してくれました。(笑)

日本にも何度か遊びに来て、
萩に行ったり、別府の温泉にも一緒に行きました。

そして祖母の暮らす沖家室島にも・・・
先日100歳で亡くなった祖母です。

海で日焼けしすぎて、真っ赤になってしまったみっちゃんの背中に
一生懸命アロエの汁を塗る祖母の姿を思い出します。

めったに会えない孫に、この時とばかり、世話を焼いたのでしょう。

小さい時に父親を亡くし
母1人、子1人で暮らしていた彼女ですが、
その母親もその後、亡くなってしまい・・・
彼女は一人ぼっちになってしまいました。

家族のない寂しさは、
私は想像することもできないのですが・・・

早く結婚して、家族を作ってくれればいいのに・・・
それを強く願っていました。

それだけに、彼女からの結婚の報告は
とてもとても嬉しかったです。

手紙には
「神様が、チャックと言うとても素晴らしい男性に
 めぐり合わせてくれました。」
と書いてありました。

「その素晴らしいチャックに、会いに来てください」と・・・

チャックに会ったら、
「みっちゃんの家族になってくれてありがとう」
と言いたいです。

「桜さく 今日の佳き日に ふるさとは
  遠きにあらず 君にほほえむ  」

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