ツィメルマン

2006.6.2

ツィメルマンのコンサート・・・
福岡まで行ってきました。

まず驚いたのは会場の
福岡シンフォニーホール・・・
会場の大きさも、内装の豪華さも、
すばらし~~い!
広島には、残念ながらこれほどの会場はないです。
それでコンサートツアーも広島は飛ばされてしまうのか・・・

私は前から6列目の席・・・
ちょっと前過ぎるかな?とも思ったけど
手元もばっちり見える、とてもいい席でした。

1曲目のモーツァルトのピアノソナタK.330で
まずはびっくり!!

私も大昔弾いた曲だし、生徒にもよく弾いてもらう曲だけど・・・
こんなにも軽やかでキュートな曲だったのか・・・
音色は羽毛でほっぺたを撫でられているようです。
それでいて、躍動感がぐんぐん伝わって・・・

あ~~~、これ
うちの生徒たちに聴かせたかったな~~~・・・

その他、ラヴェルの高雅で感傷的なワルツ
ショパンのバラード第4番
休憩を挟んでショパン、4つのマズルカ
そしてあの関本君の公開レッスンの曲
ショパンのピアノソナタ第2番・・・

あの時言っておられた
音型は細切れでも音楽は細切れではいけない、
ダイナミズムと緊張感を別けよ、Pでも大事な音はある・・・
などなどが頭に浮かびます。
それをツィメルマンはどう演奏するのか・・・
それが聴きたくて、わざわざここまで来たんだから・・・

あっという間の2時間・・・
大満足のコンサートでした。

改めて、ピアノは弾くものではない
「鳴らすもの」だということを実感しました。

コンサートツアーには
ご自分のピアノを持ち歩くと言うツィメルマン・・・
今回のピアノもそうだったのかな?

最後のアンコールの時
ピアノに向かって手を差し出し、
観客に拍手を促したのが印象的でした。
彼は自分と自分のピアノとの共同作業で
素晴らしい芸術作品を生み出しているんだな・・・

最終の新幹線は「こだま」・・・
家にたどり着いたのは夜中の12時を過ぎていましたが・・・
思い切って行って良かった!

まだまだ50歳とお若いツィメルマンです。

次回のツアーは是非是非広島へ!!

いやいや、広島に来られなくても
追っかけするぞ~~~!(笑)

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