ベートーヴェン ピアノ・ソナタへのアプローチ

2006.9.14

今週は、月曜日に、PTC主催の研修会
ベートーヴェン ピアノ・ソナタへのアプローチ
に行ってきました。

講師は樋口麻理先生・・・

樋口先生は、私の音楽高校の2年先輩です。
憧れの先輩でした・・・

現在はエリザベト音大の講師、
またピアニストとしても活躍なさっています。

何と言ってもすばらしいのは、
5年ほど前だったかな?
ベートーヴェンのソナタ、全32曲の演奏会をなさったことです。

ベートーヴェンソナタの全曲演奏なんて・・・
気の遠くなるようなことです。
「やろう!」と思われたことだけでも、びっくりです。

その演奏会を開くにあたり、
全曲をさらう、ということはもちろんのこと、
ベートーヴェンという人物のこと、時代背景、
曲を作った時のエピソードなどなど、
先生が深く研究されたことが、この講座のお話を通してよく伝わってきました。

6月の久元先生のモーツァルトのセミナーでも
出てきたお言葉ですが・・・

「マクロからミクロへ・・・」
まずはその作曲家、曲の全体像を知る・・・
そのことの大切さを今回も痛感しました。

またこの講座の中のお話で、印象に残ったことは・・・

ベートーヴェンも今の我々と同じく、
人と人が殺しあう戦争に心を痛めたり、
自然の美しさに感動したり・・・
そんなごく日常からすばらしい作品を生み出してきた・・・

音楽を勉強するにあたり、
社会情勢に目を向けたり、小鳥のさえずりに耳を傾けたり・・・
そんな時間を持つことも、とても大切だ・・・と言うことです。

本当に、先生のおっしゃること・・・大事だと思います。

ピアノにかじりついてさえいれば、
ピアノがうまくなる・・・と言うことではないのですよね。

まず人間としての成長・・・その上での音楽です。
うちの生徒たちにも、そうあって欲しいな・・・と思います。

で、このベートーヴェンの講座、3回に分かれており、
第2回は10月30日(月)、第3回は11月20日(月)
いずれも10:30~12:30 伊予銀ビル8階です。

PTC会員以外でも参加できますので、
興味のある方はメールください。

また次の日曜日は、楽しみにしていたヤシンスキ氏の
講座と公開レッスンです。

これについては
←1日の日記をご覧ください!

小林愛実ちゃんの演奏も、とっても楽しみです。

ただ・・・ちょっと台風の進路が心配です~・・・

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