利用しよう!(筆記試験&コンクール)

2015.5.3

11日の筆記試験の勉強会に向けて、ぼちぼち準備を始めています。

えーと・・・作曲家については、
2012年春にドビュッシー、秋にシューマン、
2013年にグリーグ、2014年にショパン、リスト、メンデルスゾーンが出たので、
今年は・・・誰?この人?いやこの人?

バロックの作品は、昨年はインヴェンション14番だったので、今年は?
う~んと・・・

いわゆる「ヤマ」をかけてみたりして、(外れる可能性は大!)
そのターゲットになった人、曲に関してじっくり研究します。

「筆記試験」のために勉強&研究しているわけなのですが、
実は「筆記試験のため」ではないのです。
そうやって自分に蓄えたことが、ぜーーーんぶこれからの仕事に
役立つのです。

指導者は、どんなだけ「引出し」を持っているかが勝負!
先日の関本先生の公開レッスンでも痛感しました。

この「筆記試験」を利用して、引き出しを増やす!
こんなチャンスを利用しない手はない!!

子供たちのコンクールに関しても、同じです。
コンクールを利用して、子供たちのピアノへの興味をもっと引き出し、
長く続けていくための力を蓄えるんです。

ピティナのコンペティションでよく耳にすること・・・

「予選は通るか通らないかわからないんで、
 本選曲は予選通ってから考えます。」

え~~!そんなばかな!
予選通過しなかったら、練習した本選曲が無駄になる?
無駄なんて・・・ないよ!

ピティナは4期を学ぶコンクールです。

これがあるからこそ、いっぺんに4つの時代の曲を
勉強することができるんです。
音楽の世界にも、あたりまえだけど歴史があり、
それぞれの国の文化があり、
作曲家の生まれた国のこと、その人の人生まで・・・
それを学ぶ絶好の機会です。
それを半分だけで終わってしまう?
そんなもったいない・・・!!

予選が落っこちようと、通過しようと
本当はどっちだっていいんです。
大事なのは、季節のいいこの時期に、
たくさんの曲にしっかり向き合うことで、
たくさんのことを吸収し、自分自身に蓄えることができる、
そのことなんです。

うちの生徒たちは、自慢じゃないが(いや自慢?)
3月に、B級以下の子はコンペの曲全曲弾きます。(えーと・・・十数曲?)
「全部弾こうね!」と当たり前のように言うと、
「はい」と当たり前のように答えます。(笑)

こちらが「そんなの無理!」と思うと「そんなの無理」になるんです。

その中から4月には(そろそろ申し込みもしなくちゃいけないので)
4曲に絞り、その4曲もやりつつ他の教則本もどんどん進めます。

それで全員が予選通過できるかというと、そんなことはありません。
通過できない子もいます。

でも、ちゃんとそこで付いた力は、蓄えとして残ります。

昨年全曲をひーひー言いながら仕上げた子は、
今年はあっという間に全曲弾いてきました。
蓄えた力は、どんどん増幅します。

ふと思い立って、連休最終日6日に
コンペや中国ユースに出る生徒たちを集めて
「弾き合い会」をすることにしました。

何曲弾いてもよいです。当日弾きたい曲をメールして!
と出すと、多くの子は予選、本選曲全部書いてきました。
ユースの曲も加え、5曲弾く子も・・・
D級、E級に出る生徒たちも、ちゃんと本選曲も弾きます。
「中学生になると忙しくて~・・・あんまり練習時間が取れなくて~・・・」と
言い訳する子もいません。(実際は、みんな超多忙です。)

簡単なプログラムを作りながらニヤニヤ・・・
たくましいじゃない!うちの生徒達!
6日が楽しみです!

で、話は戻りますが、
筆記試験、まだ間に合いますよ~~~!。→ここ!

これを利用して、しっかり蓄えましょう!
引き出しをいっぱい作りましょう!

1.スケジュール | コメント

Comments are closed.