こだわる・・・
2015.6.10
ばたばたしていて、またまたご無沙汰してしまいました・・・(汗)
先月末のステップ、
アドバイザーの先生は皆素晴らしい方で、
それぞれお話くださった講評も素晴らしかったのですが、
特にI先生のお話くださったことが、私はとても心に残りました。
先生は、長くイタリアで生活されておられ、
恩師の家に住み込みでレッスンを受けておられたのだそうです。
その先生はとにかく「こだわり」の方で・・・
食事の仕方一つにしても、いい加減は許されない。
時間をかけ、ゆっくりと味わうことを指導されたそうです。
もちろんピアノに於いても、
たった2小節をどう弾くか、どんな音色で、体のどこの部分をどう使って・・・
延々とそれだけで時間を費やされたそうです。
試して試して、耳で確認して、自分で探し、求めなさいと・・・
その先生の先生の知り合い(ややこしいけど・・・)である、
ミケランジェリの話もして下さいました。
ミケランジェリのセミナーでの話・・・
世界中から彼のレッスンを受けたいと集まった人に、
彼は何時間も、たった一箇所のトリルのことだけを
ずーーっとずーーっとレッスンし続けたと・・・
きっと「こだわる」ことの大切さを
伝えたかったのでしょうね。
ピアノは様々な音色を引きだせる楽器・・・
時には弦楽器であったり、管楽器であったり、
それがいくつも集まるアンサンブルであったり、
もっと大規模のオーケストラであったり、
時には人の声であったり・・・
だからこそ、自分の体の部位を最大限にうまく利用して
自分の求める音を引き出していく・・・
それが出来た人の演奏だけ、
聴くものに感動を与えられるのかもしれません。
そして練習とは、それを求める時間なのかもしれません。
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6月に入り、いよいよピティナのコンペティションも
中国ユースもスタートします。
7日の日曜日、先発隊でお隣の県の予選を受けに行ったMちゃん
無事D級通過の知らせをくれました。
コメントにはたくさん「音色の美しさ」が書かれてありました。
そしてこの土日には、どどどーーっとたくさんの生徒の
本番です。
こだわってこだわって、自分の納得する音で
自分の音楽を奏でて欲しい・・・
全員の子の演奏を聴きに行くことはかないませんが、
時間が許す限り、会場に足を運んで
その「こだわり」の演奏を楽しませてもらおうと思います。
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