心を開き、耳を開き・・・
2015.6.17
生徒の演奏をコンクール会場に聴きに行くと
弾き終えた生徒が
「どうでしたか?」と聞きに来ることがよくあります。
今回も何人かが聴きに来ました。
そんな時、特に大きい生徒たちには
「自分ではどうだった?」
と聞き返すようにしています。
「う~ん・・・ちょっとミスがあった。」とか
「いい音で弾けたと思う。」という様々な返事が返ってきます。
たまには
「・・・・・」の時も・・・(笑)
え?舞い上がっていて、よくわからない?
年齢が上がれば上がるほど、
舞台に上がった時の緊張は大きくなるように思います。
生徒達を見ていて、それは痛感するところ・・・
ただ、「緊張して訳わからなかった。」に終わらせないようにするには・・・
自分の強い意志も必要に思います。
心を開き、耳を開き・・・
自分の求める音が出ているか・・・「聴く!」
そのことは、本番前の生徒たちによく言うことです。
それができ、緊張の中でも
その曲、そのホールにふさわしい美しい音を作り出せた時・・・
聞き手にも感動が生まれるのだと思います。
「弾く」と言う作業に終わらせないこと。
「聞く」ではなく「聴く」なのです。
そして「聴く」と言う字には「心」が引っ付いてます。
「十四の心」が要ります。
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