ピアノ指導者の今 ~そしてこれから~
2016.4.15
昨日、母校であるエリザベト音大からご依頼を受け
2時間ほど授業をさせて頂きました。
「ピアノ教育法Ⅱ」という授業の中で
私は「ピアノ指導者の今 ~そしてこれから~」
というテーマでお話させて頂きました。
ご依頼を頂いた1ヶ月前から
さてさて、どんなお話をすればいいのやら・・・
悩みに悩みましたが・・・
今私が一番音大生の方達に伝えたいこと、それは、
「皆さんの未来は明るいよ!」と言うこと、
そして「あななたちの人生は、いろいろな可能性に満ちている!」と言うこと・・・
そのことをメインにお話しする授業にしようと決めました。
ピアノ教師と言う仕事が、どんなに素晴らしい仕事か・・・
自分が好きなことを職業にできるということが、どんなに幸せなことか・・・
音大を出ても、仕事はないと言われて久しいけれど、実は明るい光も見えていること、
卒業して、ピアノ教師になるか、それ以外の仕事をするか、二者択一ではなくて、
一般企業に勤めたあとでピアノ教師、
アルバイトをしながら少しずつ生徒を増やすなど、
いろいろな可能性があるのですよ、ということ・・・
そんなことをお話しました。
しっかりしたデータを示すことで納得してもらえるかと思い、
ピティナの専務理事や社員の方にもたくさん助言、ご協力頂き、
ピティナからさまざまなデータも頂き、それを資料にしました。
実はピアノ教師の世界は、すごい高齢化が進んでいること(私も改めて資料にしてみてびっくり!)
若い先生方が、必要とされる時期はそう遠くないですよ、ということ・・・
子どもさんにピアノを習わせたいというご家庭は決して少なくないこと
コンペティションの参加者もどんどん増え続けていること・・・などなど
そして、音大を出て、いろいろな道に進みながら、
しっかりとピアノ指導に携わっておられる方達の声もたくさん載せ、
その資料を基にお話させて頂きました。
授業には2年生から4年生まで、ピアノ科を中心に35名もの方が来てくださり、
真剣に話に耳を傾けてくださいました。
(元生徒のNちゃんも来てくれました!)
最後には、それぞれの学生さんにこれからのライフプランニングを、
いろいろな可能性を考えて何種類か書いてもらい、
今日の授業の感想も書いて頂きました。
感想には、多くの学生さんが
「先のことに不安を抱いていたけれど、希望が持てました!」
「いろいろな選択肢があるのだと知り、元気が出ました。」と書いて下さいました。
帰りのバスの中でそれを読んで・・・
学生さんたちが、いろいろな不安や葛藤と戦いながら
それでも大好きな音楽の勉強を必死で続けているんだなーと言うのを感じ
じわ~~っとと涙が出てきました。
プレッシャーは大きかったけれど
こんな経験をさせていただき、本当に良かったです。
いい一日となりました!
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