驚きの、バレエ発表会

 先日、あるバレエ教室の発表会を見に行って来ました。うちの生徒さんでバレエを習っている子がいて、発表会のときにはチケットをくださるので、いつも楽しみに出かけています。今回で何回目になるかなー・・・
 
  ピアノ以外の発表会というのも、いろいろ目新しくて、参考にさせてもらう事も多いです。実はうちの発表会のプログラムを写真入にしたのも、初めてバレエの発表会に行ったとき、そのプログラムが出演者の写真入だったので、「これはいいなー」と、アイデアを頂いた訳なんです。
 
  とにかくバレエの発表会というのは派手です。会場は、うーんと・・・1000人以上入るホールかなー・・・そこが満員になります。まずチケットを切ってもらってロビーに入ると、先生用の花束受付の大きな机、そしてその横に、それぞれの出演者に宛てた花束やプレゼントの受付がずらっと並び、そこでたくさんのお母様方たちが、忙しくプレゼントの受付をしておられます。もちろん手ぶらでなんて行けません。
 
  発表会の内容も3部構成、3時間以上に及びます。衣装、舞台道具、照明などなど・・・とにかく豪華でピアノの発表会とはえらい違い・・・一人の女性が経営しているバレエ教室で、ここまでの事ができるのか・・・と驚きです。
 
  出演者は習いはじめの幼稚園の子供たちから、ベテランの方までたくさんの方が出演されます。
  いつも感じる事なのですが、ベテランの方の踊りって、肩から指先までの腕の動きがとってもしなやかできれい・・・見惚れてしまいます。
 これはピアニストにも通じるかなー・・・一流のピアニストたちも、やはり腕の動きが大変にしなやかで美しい・・・・もちろんどちらも大変な鍛錬を積み重ねた上での美しさなのですが・・・
 
 また今回出演者の中に、幼稚園生徒思われる2人の男の子がいました。とても楽しそうに踊っていたけど・・・・男の子がピアノを続けるのもなかなか大変だけど、こちらはもっと大変だろうな・・・なんて事を思いながら見ていました。
 かの熊川哲也も、子供の頃学校で、「やーい、踊ってみろー」ってからかわれたって何かの対談で言ってましたもん。
 
  それにしても、出演者たちはこのコンサートのチケット、1枚3500円のものを25枚ほど持たされるのだそうです。それだけで8万円以上・・・それに加え、衣装代、講師への謝礼などなど・・・
  バレエの発表会に出るのは、10万以上かかるのよ・・・とずいぶん昔聞いたことがあり、その時は「まさかー・・・」と思ったのですが・・・・わー、ほんとだ・・・確かにかかる・・・ピアノの発表会は、可愛いもんですね。
  うちに娘がいても、これはちょっと習わせられないわ・・・(2000.8.22 日記より)