女性のネットワーク・・・

 このHPの講師紹介を見ていただければわかるように、 うちの教室は、私以外2名の先生にもレッスンをお願いして、 3人体制でやっています。 これは、生徒が多くなったから・・・と言うだけの理由ではなく、 もう1つ、理由があるんです。

私がもし病気、怪我(たぶんもう出産はないでしょうが・・・)などで、 長期に休まなければならなくなった時、 また親が倒れてその介護が必要となった時、 さっとレッスンを代行してくださる方がいれば心強いなーと・・・ そんな事もあってのことなんです。

で、お2人の先生方には、全く私が使うのと同じ教材を使ってもらって、 何ヶ月間か研修(?)も受けていただいて、 ほぼ私がしている内容と、同じレッスンをしてもらっています。

「女の一生は、子育てと老人介護よ・・・」 ある女性と話していたら、こんな言葉が飛び出してきたことがあります。 確かにな〜と思ったり・・・

打ち込める仕事とやっと巡り会えたとしても、 この2つの大きなハードルが、ボーンと女性の前に現れてくるんですよね。 そんな時に、やはり女性同士、助け合わなくっちゃ・・・と思うんです。

うちの教室の金子先生はずっと私の生徒だった人ですが、現在2人の子供がいます。 うちのレッスンをスタートした時には新婚さんでした。 その後1人目の出産の時には半年、2人目の時には2年、 産休を取っていただきました。 その間は、また別な先生にお願いして・・・・

1人目の出産のあとは、子供さんを見てくれる人がいなくって、 一緒に託児所を探し回りました。 結局教室の近くに無認可ですが時間で預かってくれるところを見つけ、 保育料は教室と先生が半分ずつ・・・と言うことで負担しました。

「もう無理かもしれない・・・」と言う時も何度もありましたが、 そのたびに、なんとか解決策を見つけて・・・ 今ではお2人の子育ての経験も生かして とっても暖かで良いレッスンをしてくださっています。

ピアノ教室はほとんどが個人経営で、 どうしてもすべてが1人の先生の肩にかかってしまい、 何かの時には大きなストレスを感じることになってしまいます。 もっとピアノの先生同士がネットワークを結んで、 お互い何かの時にはさっと代行レッスンを頼める・・・ こんな風になればいいですね。

もちろんそのためには、お互いレッスン内容などについて 日頃からしっかりコミニュケーションをとっておくことも大事ですが・・・

女の足を引っ張るのは女・・・ なーんてのはもう時代遅れ! 女同士、助け合ってますますたくましくなりましょうよ!

(H13年5月10日日記より)